最後のお楽しみはやっぱり実食 職人が握った寿司と自作を食べ比べ!
無事自作の寿司が完成したところで、『すし銚子丸』の寿司職人が握った寿司皿が各自に配られる。中には赤身、中トロ、真鯛、エビ、オーロラサーモン、イクラ、中落ち。そこに、なめろうの軍艦巻きとアジの握りを加えれば完成だ。
プロの握った寿司はもちろんさすがで美しいわけだけど、いやいやどうして自分で作ったやつもそれほど負けていませんぞ(と自賛する)。
ほどよくお腹も空いてきたところ。海の幸に感謝する気持ちを忘れずに、ここで揃って「いただきます!」。お楽しみの実食へ。多少形は悪くても、自分でおろした新鮮なアジのお寿司も実にイケるのであった。
食いしん坊のためにその場で寿司職人さんが握ってくれているおかわりの寿司も用意され、さらに笑顔が弾けるのだった。
今後も継続されていく取り組み ぜひ参加をしてみては?
本日の教習を無事修了したことの証明として、最後は全員に「さばけるマスター認定証」を授与、そして記念撮影をしてイベントは終了。
銚子丸が主体となって「さばける塾」を実施したのは、2022年7月が最初。毎年回を重ね、今回が5回目となる。他の開催との大きな違いは、江戸前寿司の職人が講師となり、「寿司の握り」を体験できることだ。
「銚子丸は日本食の代表とも言える寿司を生業とするものとして、日本の食文化、特に魚食文化と、その源となる海洋環境を守り育てることを社会的責任と考えています。海と日本プロジェクトの趣旨に共鳴し、志をともにするものとして、今後もこの取り組みを継続していきたいです」(銚子丸SDGs・広報課・下公祐二さん)
魚をさばき、おいしい寿司を自ら作って食べながら、海の未来を考えるのって悪くない。今後も取り組みは続くので、興味のある向きは次の機会をお見逃しなく。
『すし銚子丸』のお知らせはこちらのHP(https://www.choushimaru.co.jp)から。
取材・撮影/池田一郎