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細胞に染みわたる、やさしく誠実な白湯スープの旨さ『中華美食トミーズキッチン』@中目黒

まるで雲海を思わせる幻想的な1品だ。熱々をふうふう口に含めばとろんと舌を包むやさしい旨み。身も心もジーン……。落ち込んでる時、何も言わずスッとこれを出されたらちょっとウルウルしちゃうかも。名物「鶏煮込みそば」はそんな味。

特製白湯鶏煮込みそば1300円

『中華美食 トミーズキッチン』特製白湯鶏煮込みそば 1300円 滋味深い味は飲んだ〆にもピッタリ。10種ほどの素材を入れた自家製ラー油を入れるとピリッとした風味が加わりまた違う趣に

丸鶏とモミジを煮込んだスープに基本塩だけという味付けはどこまでもまろやかで、かん水不使用の麺は絹のような口当たり。この只者ではない美味を作るのが中華ひと筋約40年、店主の富谷さんである。

老舗「香妃園」でのべ17年働いた経験を生かし、デリバリー専門を経て2年前に店を構えた。雰囲気はカジュアルだが、その熟練の技から生み出される本格的な料理には目を見張るはず。

どれも先のスープを下味に使い、油控えめ、素材を生かした実直な味。癒されます。

『中華美食 トミーズキッチン』店主 富谷宗久さん・いそみさん夫妻

店主:富谷宗久さん・いそみさん夫妻「地元に根付き、愛される店を目指しています」

『中華美食 トミーズキッチン』

[住所]東京都目黒区青葉台1-17-2青葉台117ビル2階
[電話]03-6427-0549
[営業時間]11時半~15時、17時~22時(21時半LO)
[休日]火・隔週の水
[交通]東急東横線ほか中目黒駅正面口から徒歩8分

撮影/西崎進也、取材/肥田木奈々

2024年12月号

■おとなの週末2025年2月号は「醤油ラーメン」

『おとなの週末』2025年2月号

※2024年12月号発売時点の情報です。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

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…つづく「ガチ中華の聖地・池袋北口」でも、とってもおいしい町中華をレポートしています。

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おとなの週末Web編集部
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