×

気になるキーワードを入力してください

SNSで最新情報をチェック

全店実食調査!『おとなの週末』が自信を持っておすすめするお店をご紹介します。今回は、東京・池尻大橋のラーメン店『八雲』です。

重層的なスープと見事なワンタンに没入

店主の稲生田幹士さんは現在59歳。20代後半からこの道に入り、かれこれ30年もラーメンと向き合ってきた。

「いつも考えるのは麺よりスープのこと。だから自分はスープ屋だと思っている」とてらいなく語るその味は、鶏と豚の挽き肉のダシに魚介節を合わせ、さらに低温で煮出した昆布の旨みもプラスして、クリアな見た目からは想像もできないほど重層的。

特製ワンタン麺(白だし)1350円

『八雲』特製ワンタン麺(白だし) 1350円 店の代名詞的存在の一杯。ワンタンは肉とエビが3個ずつのる。

今じゃ定番化された白醤油のかえしを使い始めたのも彼が先駆けだそうで、それで作る「白だし」は、素材自体の旨みを立たせながらも、飲むほどに一体感を感じさせる。

一方の濃口醤油の「黒だし」はまろやかなコクと風味が加わった重厚な味わいだ。同じスープを使いながらも全く違った表情になるのも面白い。ワンタンも出色の出来栄えで、たっぷりとしたヒダの間にスープを絡めながら、唇と舌を撫でて行く快感に没入してしまう。

『八雲』店主 稲生田幹士さん

店主:稲生田幹士さん「『白だし』と『黒だし』のミックスもできますよ」

『八雲』

池尻大橋『八雲』

[住所]東京都目黒区東山3-6-15 エビヤビル1階
[電話]03-6303-3663
[営業時間]11時半〜15時半
[休日]火
[交通]東急田園都市線池尻大橋駅東口から徒歩3分

※画像ギャラリーでは、肉・海老2種類の大きなワンタンが印象的な「特製ワンタン麺」の画像がご覧いただけます。

▶おとなの週末2025年6月号は「満喫!ニッポンの生ビール

『おとなの週末』2025年6月号

撮影/西崎進也、取材/菜々山いく子
※2025年2月号発売時点の情報です。
※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

…つづく「【保存版】絶品ラーメンのある町中華5選! スープまで飲み干したくなる完食必至の逸品」では、 そこで何を食べてもおいしいけれど、何を頼むか迷ったらぜひこれを!という絶品麺料理のある町中華を紹介します 。

icon-gallery
関連記事
あなたにおすすめ

この記事のライター

おとなの週末Web編集部
おとなの週末Web編集部

おとなの週末Web編集部

おとなの自動車保険

最新刊

2025年6月13日に発売される『おとなの週末』7月号の表紙を飾るのは、B’zの松本孝弘さんです。自…