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「100色の道」は美しい

なお、高輪ゲートウェイ駅の南改札を抜けると目に飛び込んでくるのは、東京在住のフランス人建築家でアーティスト、デザイナーのエマニュエル・ムホー氏が手がけたゲート型のアート「100色の道」だ。「100colors」は同氏の代表作であり、ニューヨークやパリ、ドバイなど世界各地で見ることができる。展示期間は2025年7月21日(月・祝)まで。

100colors no.53。100色の無数の線で作られたインスタレーションに、2025年から100年先までの年号が刻まれている

植栽から服部隆之氏が手掛けたオリジナルテーマ曲

「ゲートウェイパーク」の植栽には19本の高性能スピーカーが設置され、NHK大河ドラマのテーマ曲などを手がけた作曲家・服部隆之氏のオリジナルテーマ曲が流れる。演奏は高輪に拠点を構えるNHK交響楽団によるものだ。
色とりどりの美しい作品と素晴らしい音楽に、心は思わず高揚するだろう。

日本で初めて鉄道が走った光景をARで再現、空飛ぶクルマの展示も

「ザ・リンクピラー1」にある屋外スペースの「高輪リンクスケープ」にはかつて海の上を鉄道が走った場所とほぼ同じ位置にレールを敷設。先端技術を活用し、日本で初めて鉄道が走った当時の風景を感じられるAR(拡張現実)プログラムが楽しめる。

「かつて海の上を鉄道が走った場所とほぼ同じ位置にレールを敷設したり、発掘された築堤の石を植栽帯に活用したりと、150年前の記憶を今につなげてまいります。ベンチの素材には鉄道林の木材を使用するなど、当社ならではのランドスケープ(環境整備)を施しています」(出川さん)

この場でしか出来ない体験を通じて、この土地の歴史を新たな形で継承している。ぜひQR コードを読み込んで試してみてほしい。

高輪リンクスケープでは、鉄道の歴史を学ぶことができる

その並びにある交通広場には空飛ぶクルマの1/3模型を展示。2028年の商業開始を目指し、発着拠点を作る。国内旅行のあり方が大きく変わるだろうというワクワク感に溢れている。

JR東日本マーケティング本部まちづくり部門の天内義也さんは、「空飛ぶクルマについては、商用化されれば、交通手段がつながっていない観光エリアがたくさんありますので、例えば、東北の南三陸に生のウニを食べに日帰りで行くといった新しいビジネスの拠点にしていきたいと考えています。地域の交通の足としても役立てられたらと、現在、港区と一緒に『みなのり』という、タクシーによる新しい移動サービスとして実証実験を進めています。
細い道や坂が多い高輪エリアの皆様の課題を解決していくために、マイクロバスよりも小型の車両を循環させることで、より効率的にお客様を目的地に届けます」と言う。

今後は、鉄道・タクシーはもちろん、路線バスや高速バスなど、さまざまな交通網がここに集う計画だ。

現在の鉄道網では行けない場所へのアプローチが可能になる

もちろん、鉄道での旅がより充実するようなサポートをしてくれる施設も。「高輪ゲートウェイ トラベルサービスセンター」は「ザ・リンクピラー1」北棟1階に設置されている。

東日本旅客鉄道株式会社 執行役員 マーケティング本部まちづくり部門長の高木浩一さんはこう話す。

「旅をデザインする新観光拠点『トラベルサービスセンター』では、チケット手配は当然のこと、新しい形のご案内の仕方を考えています。大型タッチサイネージに触れることでお気に入りの場所が表示されたり、いずれ実装される予定ですが、10年後の自分の顔が出てきて、その10年後の自分が、今の自分に合った旅行先を案内するといった、新たな取り組みを行っていこうと進めております。東日本エリアや高輪エリア、日本各地をつないで旬の情報を発信するなど、魅力的な国内旅行を提案してまいります」

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市村 幸妙
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