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“地産地消”にこだわったフレンチレストラン

福知山にもジビエをおいしくいただける店が点在する。“アグリフレンチ”という農にフォーカスしたフランス料理をいただける『ビストロq』では、赤身が美しい〈丹波もみじ〉の一皿をいただくことができる。

福知山の象徴、福知山城。見どころの一つは石垣
『ビストロq』はワインボトルが目印 (C)Shingo Mitsuno/cinematographe
吹き抜けの空間が心地いい (C)Shingo Mitsuno/cinematographe

「もみじ」というのはシカ肉のこと。福知山にもたいへん有名なジビエハンターがいらして、この方が扱う肉なら間違いなしと、京都周辺の多くの料理人からの支持も高い。オーナーシェフ・塩見晋作さんもそのハンターからジビエを仕入れており、〈丹波もみじ〉の料理は自信の一品だ。「フランス料理は、自然の恵みである素材の持ち味を最大限に引出し、その土地柄にあった形で提供することに真髄がある」と語る塩見さん。地産地消が大前提という彼の料理は福知山産の多彩な野菜が用いられ、安心と満足で心も癒される。

福知山夜久野の山で獲れた丹波もみじのすね肉のビール煮込み。聖護院かぶのエチュベでさっぱりと (C)Shingo Mitsuno/cinematographe
京丹波高原豚とフォアグラのテリーヌ、京丹波高原豚肩ロースの自家製ハム、福知山で育った野菜などひと皿に森の京都の恵みがいっぱい (C)Shingo Mitsuno/cinematographe
デザートのクレームブリュレは山椒の風味が新鮮 (C)Shingo Mitsuno/cinematographe
オーナーシェフの塩見晋作さんは自身が育った福知山をこよなく愛している (C)Shingo Mitsuno/cinematographe

ジビエをいただくことは、自然環境と生態系のバランスを守ることに寄与するといったサステナブルな活動ともなる。観光を楽しみ、ご馳走をいただき、その上、自然保護にもなる。これから迎える夏に向けて、〈丹波もみじ〉を堪能する森の京都のおいしい旅はいかがだろう。

森の京都の観光といえば美山かやぶきの里が有名。昔ながらの里山の風景が残る
京丹波町の琴滝は高さ43mの一枚岩を流れ落ちる


■『ビストロq』
[住所]京都府福知山市上紺屋50番地
[電話]0773-21-4183
[営業時間]17:00~23:00(最終入店 22:00)、日曜日のみ11:30~18:00(最終入店 17:00)
[休業日]月曜日
[URL]https://bistrotq.com

編集・取材・執筆/エディトリアルストア
※情報は令和7年4月19日現在のものです。

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おとなの週末Web編集部
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