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生卵、竹輪に古漬けタクアン、香り米のご飯

スープは親鶏のガラに野菜類を炊き込んだ、やや甘みのある味わいです。醤油ダレに使用する醤油は地元「丸共味噌醤油醸造場」の濃いくち醤油を使用。

スープは親鶏のガラ、野菜類を炊き込んだ甘みのある味わい。醤油ダレには地元の濃いくち醤油を使用

麺も地元の関西麺業によるストレート細麺。もちもちした食感で、ほんのりとした甘みもあります。鍋焼きラーメン用ということもあり、伸びにくい麺に仕上がっていました。

麺は伸びにくいストレート細麺。鍋のフタを使って卵ですき焼き風に食べるのもアリ

具材には、親鶏の肉に、ざく切りにした青ネギ、生卵、そして地元のカマボコ店「けんかま」の竹輪。さらに箸休めには、お約束の古漬けタクアン……。そして地元ではほとんどの人が注文するご飯は、仁井田(にいだ)産の香り米を使用。高知のブランド米で名前のごとく、香りのあるお米で鍋焼きラーメンとベストマッチです。

須崎の鍋焼きラーメンには古漬けタクアンが添えられる

すき焼き風も、ご飯と一緒も楽しめる

地元・須崎では、それぞれ好みの食べ方があります。たとえば鍋焼きラーメンのフタを器代わりに、生卵の黄身を麺につけて食べる「すき焼き風」、最初から生卵をくずしてスープとのマリアージュを楽しむ「玉子くずし」、ご飯の上にスープを含んだ麺をのせて味わう「ご飯と一緒」などが、代表的な食べ方です。

振り返れば、「谷口食堂」の復活は、須崎の方々の熱意が成し遂げたものです。私たち、ラー博の力では復活はできませんでした。本当に感謝です。なかでも中心としてやっていただいた松田健さんは、現在、市議会議員として須崎市の発展のために尽力されております。当時は、知る人ぞ知るご当地ラーメンでしたが、現在は観光資源として県外から多くのお客さまが訪れるようになりました。皆さんの努力の賜物ですし、これからも須崎の食文化としての鍋焼きラーメンを広めていただきたいです。

期間限定復活でのラー博出店は2013年と、ラー博30周年企画での2023年の2回
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『ラー博30年 新横浜ラーメン博物館 あの伝説のラーメン店53』2025年2月20日発売
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おとなの週末Web編集部
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