十勝三股にある喫茶『三股山荘』で食べる十勝の味わい
現在、十勝三股に暮らすのは、2世帯のみ。その一世帯が三股山荘です。山荘とありますが、宿泊する所ではありません。食事と喫茶のお店です。
私は「ひがし大雪自然館」で自転車を借りて、三股山荘を訪れました。初めて自転車で三股山荘に着いた時、私が山荘さんに入るより早く、現在のオーナー、田中雪絵さんが出て来られてお声がけくださいました。その時の声は、今でもハッキリ覚えています。
室内もとても素敵で、士幌線があった当時の十勝三股駅の模型がありました。
令和5(2023)年に訪れた時は「畑のランチ」、令和6(2024)年は「牧場のビーフライス」を頂きました。畑のランチは、熱々でふかふかしている十勝のジャガイモと、口の中で美味しい肉汁があふれ出る手作りのソーセージ、パリパリした美味しい野菜!
そして牧場のビーフライスは、牛肉に里芋が練りこんである絶品!共に十勝の自然の恵みを生かした料理でした。
三股山荘は昭和52(1977)年、雪絵さんのご両親が開業されました。平成24(2012)年には雪絵さんが継ぎ、ご両親は令和7(2025)年5月11日をもって、高齢のため経営から引退されたそうです。私は、引退されたお母様とお話をする機会がありました。十勝三股が賑わっていた頃のエピソード、熊に気を付けている事、厳冬期の苦労など。この厳しい自然の地で経営を続けるという事の大変さをひしひしと感じました。
三股山荘は令和7(2025)年のGW後、しばらく休業していましたが、6月20日(金)から毎週金曜日と土日に、新しい形態で営業をされると発表されました。