いざ実食!吉野家の麺の特徴とは
発表会終了後には先行試食会が行われ、「牛玉スタミナまぜそば」が来場者に振るまわれた。
おすすめの食べ方はしっかり混ぜてからいただくことだそうだが、まずは中太ストレート麺をそのまま啜ってみた。麺はしっかりと締めてあり、ぷりぷりシコシコ。麺にかかっている香味つゆには、ごま油やネギ油が入っているそうで魚粉の風味がとても効いている。次に全体を混ぜてから食べると、青ネギのシャキシャキさと爽やかな香り、揚げ玉のサクサク感、そして牛煮肉も含めて、それぞれの味が絶妙に調和していることに驚いた。
別添えのにんにくマシマシだれは、途中で投入。
おぉ、これはすごいニンニクがきいている。ピリ辛だけどほんのり酸味も感じられ、これは暑くて食欲のない時にも元気が出そうな味わいだ。ただ、けっこうパンチがあるため、入れすぎ注意だ。とはいうものの、テスト販売時よりは、ニンニクの風味を抑えたのだとか。
商品開発を担当した商品開発部の山口佐智さんに話を伺った。
「各店舗に麺を茹でる機械がないので、品質を担保しながらのご提供を考えることがいちばん大変でした。麺はもっとこだわりたかったというのが本音ですが、オペレーションやお持ち帰りのことを考えて、のびにくさがありつつも、シコシコさとプリッと感のあるこちらを選びました。
にんにくマシマシだれは一味なども入っていますが、辛さというよりも、ニンニクのパンチを出したかったので、粗挽きやすりおろしなど3種類のニンニクを入れています」
そのほかには、醤油や豆鼓醤でコクを与え、この赤い色はパプリカで出しているのだそう。