NYで「一風堂」の味に衝撃を受けた店主のカタルファモさん
店主のルカ・カタルファモさん(Luca Catalfamo)は1977年、イタリアはミラノ生まれ。初めてラーメンを食べたのがニューヨークで、そこから日本に来てラーメンを食べ歩き、自国に戻り開業しています。ラーメンがグローバルになったのだと感じた瞬間でした。
世界各国で料理の修業をしていた頃、ニューヨークの「一風堂」でとんこつラーメンと出会い、衝撃を受けました。その後、ロンドンのうどん店でダシの勉強をし、ラーメン店を開業することを決意。
日本に渡り1カ月間、毎日3食以上のラーメンを食べ続けたのでした。その結果、自分が作りたいラーメンのイメージも固まり、2013 年9月には、ミラノに「CASA RAMEN(カーザ ラーメン)」をオープンするまでとなりました。
一切の宣伝もなく口コミだけで人気店となり、ラー博出店後は、メディア出演やラーメン評論などの講師としても引っ張りだこで、イタリアを代表するラーメン店主として広く知られています。なお、ミラノ本店は「CASA RAMEN」の屋号ですが、日本では「CASA LUCA」の屋号で運営しております。
「マンマの味が世界一」の国で空前ヒット!
イタリアは「マンマの味が世界一」と考える国民性で、他の国の食文化を受け付けにくい雰囲気さえあります。実際のところ、ミラノには隣接国にもかかわらず、“フランス料理店が1軒もない”とまで言われています。そんななか「CASA RAMEN」は、パスタという世界を代表するイタリアの“麺文化”があるにもかかわらず、地元の人々に受け入れられ、人気を博しています。現在はミラノに3店舗を展開されています。
ラー博出店時のキャッチコピーは「パスタ王国イタリアが認めた“ミラノとんこつ”が日本初上陸!!」。それほどイタリアで受け入れられたということです。