純米3部門の受賞酒はこれだ
「純米酒」部門は、純米酒と表示されている日本酒で、特別純米酒や山廃純米酒、生酛純米酒も出品可能。出品数は286点で予選通過は140点、GOLDは10点、SILVERは18点、BRONZEは29点が選ばれた。以下はGOLDを受賞した上位銘柄だ。
第1位「磯自慢 雄町 特別純米53」(磯自慢酒造・静岡県)
第2位「天上夢幻 旨口 特別純米」(中勇酒造店・宮城県)
第3位「流輝 純米DRY」(松屋酒造・群馬県)
磯自慢酒造の寺岡洋司代表取締役社長は、「日本酒の原点であり、基本となる純米酒で第1位を取らせていただいたというのは非常に造り手冥利に尽きます。岡山県原産の酒造好適米『雄町』の「特等米」を使い、米質にあった酵母の選択も数年かかりましたが、その原料処理から始まり、麹づくりや搾りなどどこも手抜きすることなく造った作品です」と喜ぶ。
「純米吟醸」部門は、純米吟醸酒と表示されている日本酒で、山廃純米吟醸酒や生酛純米吟醸酒も出品可。出品数は340点で予選通過は165点、GOLDは10点、SILVERは24点、BRONZEは34点が選ばれた。
1位「寒紅梅 純米吟醸 山田錦50%」(寒紅梅酒造・三重県)
2位「而今 純米吟醸 山田錦」(木屋正酒造・三重県)
3位「東洋美人 限定純米吟醸 愛山 醇道一途」(澄川酒造場・山口県)
寒紅梅(かんこうばい)酒造の増田涼専務は「昨年も同じ銘柄でゴールドをいただいていたので、確固たる自信を持ち、社長含め従業員たちと一緒に造ってきました。今年はお米の状態があまり良くない中、コミュニケーションを取りつつ工夫しながら、原料や水などの衛生チェックを常に行い改良を続け、この賞をいただけたと思っています。僕自身は酒造りの歴はまだ浅いのですが、これからもお客様が喜ぶ顔を想像しながら製造していきたいと思っております」と謙虚に受けとめていた。
「純米大吟醸」部門は、純米大吟醸酒と表示されている日本酒で、山廃純米大吟醸酒や生酛純米大吟醸酒も出品可能。出品数は341点で予選通過は181点、GOLDは10点、SILVERは26点、BRONZEは32点が選ばれた。
1位「盛升 純米大吟醸」(黄金井酒造・神奈川県)
2位 「望bo: 純米大吟醸 雄町」(社外池酒造店・栃木県)
3位 「南部美人 純米大吟醸」(南部美人・岩手県)