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懐かしい昭和の風景に出会う

銚子電気鉄道の駅は、むかし懐かしいままの状態を保っている駅がある。仲ノ町駅と外川駅である。銚子駅は国鉄(現JR)との共同使用駅であったが、それ以外の駅は近代的な駅舎に生まれ変わってしまった。昭和末期のころは、それこそ今では考えられないような原風景が、銚子電鉄の沿線には広がっていた。

写真の外川駅は、開業以来の姿を保ち、NHK連続テレビ小説「澪つくし」のロケ地としても使用された。

ぜひとも、この夏は”銚電”を利用して、「たい焼き」、「ぬれ煎餅」、「まずい棒」を食べ歩く旅に出かけてみてはいかがだろうか。

昭和の雰囲気を色濃く残す銚電の終点「外川(とかわ)」駅の駅舎。40年前に放送された連続テレビ小説「澪つくし」のロケ地としても使用された=2025年7月23日、銚子市外川町
「外川駅」の終端部に展示される引退した800形電車。これも四国から嫁いできた元・伊予鉄道の車両だ=2025年7月23日、銚子市外川町
銚子電鉄の沿線には、昭和末期の頃でもこのような長閑な光景が広がっていた。君ヶ浜駅で=1984年7月、銚子市君ヶ浜
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文・写真/工藤直通

くどう・なおみち。日本地方新聞協会特派写真記者。1970年、東京都生まれ。高校在学中から出版業に携わり、以降、乗り物に関連した取材を重ねる。交通史、鉄道技術、歴史的建造物に造詣が深い。元・日本鉄道電気技術協会技術主幹、芝浦工業大学公開講座外部講師、日本写真家協会正会員、鉄道友の会会員。

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