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多品種が興味深いブドウ畑に歴史的な発酵槽も『ルミエールワイナリー』@山梨

勝沼ぶどう郷駅を基点とした峡東エリアは、約70社のワイナリーが集積する日本屈指のワイン産地のひとつ。その中でも『ルミエールワイナリー』は今年で140周年を迎えるワイナリーで、そのガイドツアーも見どころ満載だ。

『ルミエールワイナリー』なだらかな斜面に広がる畑。遠方には甲府盆地や南アルプスが

まずは早速ブドウ畑へ。畑はなだらかな扇状地に位置し、その地形や砂礫(されき)質の土壌がブドウ栽培に向いているらしい。ふむ。区画ごとにいろんな品種があって、それらがどんな目的で選ばれているのかとか、そんなワイナリーの個性やワインに直結するような話を聞けるのも醍醐味のひとつだ。

『ルミエールワイナリー』生き生きと雑草が生えている畑。多様な草や虫と共存することでよい土壌となっていく

お次は醸造棟を巡るのだが、ここには明治時代に造られた石造りの発酵槽(国登録有形文化財)も残されている。今なお現役のタンクもあるというから驚きだが、それを目にしながら歴史に思いを馳せるのもよし。その奥には地下ワインセラーもあって、大小300樽以上が眠っていた。

『ルミエールワイナリー』醸造棟内も見学のコース

そしてお楽しみの試飲タイム。爽やかな柑橘香る甲州ワインに、さっき見た石蔵発酵槽で造られた赤ワインもある。

『ルミエールワイナリー』左からフルーティでフレッシュ感のある「スパークリング デラウェア」。特別栽培の甲州を長期樽熟成した「光」。フラッグシップ・ワイン「シャトールミエール」

そして最後はこちらのフラッグシップ「シャトールミエール」も登場。凝縮してフルボディでおいしかったなあ。

『ルミエールワイナリー』栽培・醸造担当責任者 産方剛志さん

栽培・醸造担当責任者:産方剛志さん「基本は雑草を生かした草生栽培で、生物多様性を大事にしながら栽培しています。スパークリングワインに力を入れているのも特徴ですね。温暖化もある中で10年先を見据えて新たな品種も育てています」

『ルミエールワイナリー』おしゃれなワインショップ

[施設名]『ルミエールワイナリー』
[住所]山梨県笛吹市一宮町南野呂624
[電話]0553-47-0207
[営業時間]9時半~17時半
[休日]無休(年末年始のみ)
[交通]JR中央本線勝沼ぶどう郷駅からタクシー利用で約10分、塩山駅、山梨市駅から各タクシー利用で約15分
・ワイナリーガイドツアー/1時間コース(試飲3種類あり)平日:14時~、土・日・祝:15時~1300円※予約2名より、見学希望日の前日15時まで(定員15名程度)。他、40分コース(試飲なし)800円もあり。詳細はhpを参照。
[HP]https://www.lumiere.jp

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試飲満喫!甲州市産のワインが圧巻の勢揃い『甲州市勝沼ぶどうの丘』
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おとなの週末Web編集部
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