椋鳩十に迫る「本を聴くひととき」
鹿児島県民を愛し、愛された椋鳩十にちなんだ「ハトの日」。県内各地で読み聞かせや朗読会、講演会、ワークショップ、舞台、映画上映会、本の展示販売など様々な楽しい文化イベントが行われます。
鹿児島を代表する迎賓館的存在の観光施設・城山ホテルでは、8月10日、「大造じいさんとガン」の講話&朗読音楽コンサートが開かれます。椋鳩十の人物像に迫りながら、朗読を音楽で味わうコンサート。子どもから大人まで幅広い世代の皆様に、耳と心で感じてほしい「本を聴くひととき」を届けます。
また8月3日から17日までを「ハトの日ウィーク」として期間限定でハトパン&カフェセットも提供。ホテル自慢のベーカリーが「ハトの日」のために考案した「むくむくはとロール」は、とってもかわいくておすすめ。小は80円と「ハト」にちなんだ値段です。
椋の本も置かれているライブラリーがあるカフェコーナーでは、「コーヒーやおやつとともに本をゆっくりと楽しんでいただきたい」「本とともにその空間も楽しみ思い出として残してほしい」という想いからハトの形をしたクッキーとコーヒーのセット「ハトの日珈琲」が810円で提供されます。ホテルで優雅なひとときを過ごしつつ、椋鳩十を感じる夏を過ごしてみてください。
美山の森に囲まれたギャラリー『ココノツ』では9日から11日までの3日間、朗読会やワークショップなど「椋鳩十と森の恵み」が開催されます。椋鳩十の物語に出てくる動物の型を切り抜き、森を背景に写真を撮り、SNSにアップすると、一番美しい作品にカフェから素敵なプレゼントが。期間中、ヤギとの触れ合いも楽しめます。
大人も子どもも、夏のお祭りのように、「椋鳩十に親しむ」「読書を楽しむ」「本を好きになる」「鹿児島の魅力を感じる」「自然に触れる」ことができます。
―かけがえのない夏になるはずです。
文/久保田里花(くぼたりか)
鹿児島市生まれ。椋鳩十研究家、文筆家、「ハトの日」実行委員顧問。椋鳩十の孫に当たり、椋鳩十邸で幼少時より祖父・椋と共に暮らす。講演、執筆他様々な椋鳩十顕彰活動を行っている。著書に『伝記をよもう 椋鳩十 生きるすばらしさを動物物語に』(あかね書房 2019年発行)、『椋鳩十童話集』世界文化社 監修・解説担当など。
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