かつて旭川の流行語は「祭、映画、蜂屋」
戦後の混沌期、初代店主の加藤枝直さんは、当時としてはめずらしい、蜂蜜を使ったアイスクリーム店を1946年に開業します。屋号である「蜂屋」は蜂蜜の“蜂”に由来しています。
そして、アイスクリーム店を営業するかたわら、近所のそば店から「中華そばという食べ物がある」ことを聞きつけました。好奇心の強い枝直さんは、独学で特徴的な風味を持つラーメンを作り上げ、1947年12月にラーメン店として生まれ変わりました。
ラーメンは爆発的な人気を呼び、1955年頃になると、「休日には映画を見てから、蜂屋でラーメンを食べる」というスタイルが、旭川及び、周辺町村の「休日の過ごし方」として、定着するほどまでになりました。
1961年になると「巨人、大鵬、卵焼き」が流行語となりましたが、旭川では、「祭、映画、蜂屋」という言葉が生まれ、一種の流行語にまでなるほどだったとか。「蜂屋」主催の招待旅行が催されるなど、旭川においては知名度も人気も不動だったのです。
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