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ニュータンタンメンと担々麺はまったくの別物

待つこと7、8分で「ニュータンタンメン」と「半チャーハン」が同時に運ばれた

ニュータンタンメンは今までネットでしか見たことがなかっただけにテンション爆上がり! おーっ、これこれっ! ずっとこれが食べたかったのだ。半チャーハンは単品で注文したため、スープも付いてきた

「ニュータンタンメン」と「半チャーハン」。平日のランチでは「半チャーハンセット」も提供している
「ニュータンタンメン」と「半チャーハン」。平日のランチでは「半チャーハンセット」も提供している

『元祖ニュータンタンメン本舗』は、1964年に神奈川県川崎市で創業。店名を冠した「ニュータンタンメン」は、担々麺をヒントに豚ガラ塩味ベースのスープに挽き肉とニンニク、溶き卵を絡ませて、粗挽き唐辛子でパンチをきかせたスタミナ満点の一杯

ゆえに、高度経済成長期に重工業が集まる川崎の肉体労働者たちに支持されたのだろう。地域に根づいている産業を背景にして自然発生的に生まれた食こそ文化であり、そこいらの創作料理とは似て非なるモノなのである。

「ニュータンタンメン」(960円)。丼一面を覆い尽くした溶き卵と粗挽き唐辛子が目を引く
「ニュータンタンメン」(960円)。丼一面を覆い尽くした溶き卵と粗挽き唐辛子が目を引く

では、「ニュータンタンメン」から食べてみよう。まずはスープから。レンゲですくってみると、澄みきっている。担々麺には欠かせないゴマをベースとした芝麻醤が入っていないのだ。その代わり、粗挽き唐辛子がたっぷりとかかっているため、さぞかし辛いだろうと思いきや、それほどでもない

麺のアップ。スープが澄んでいるのもわかる
麺のアップ。スープが澄んでいるのもわかる

溶き卵が生み出すマイルドな味わいによって、じんわりと汗をかく程度。辛さよりもニンニクのパンチの方が強く、担々麺というよりも名古屋の台湾ラーメンやベトコンラーメンに似ている。

唐辛子の刺激とニンニクのパンチは、人を虜にするパワーがあるのだ。スタミナを失いがちな夏はもちろんのこと、身体の芯から暖まるので寒い冬でもオススメだ。

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ニュータンタンメンの具材をチャーハンにのせて食らう
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永谷正樹
永谷正樹

永谷正樹

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