冷冷、冷温、温温、すべてにうまい中太田舎蕎麦『蕎麦切り翁』@戸越銀座
にぎやかな戸越銀座商店街を抜けた頃に現れる、風情ある一軒だ。1950年創業、2005年に三代目高島伸一さん(※高の字は本来、はしごだか)が店を改装。機械打ちだった蕎麦を手打ちに、一品料理を増やし「呑める蕎麦屋」に生まれ変わった。
「酒肴五点盛り」は、ゆば、酒盗、穴子の煮凝りなど、酒を呼ぶ呼ぶ妙味揃い。
秋ハモ土瓶蒸980円、金婚・ぎん辛960円
季節限定のお楽しみの「秋ハモの土瓶蒸し」は、まずだしをおちょこで「ほ~っ」といただく。味わったら蓋を開け、ハモ、マイタケ、シメジ、おっ、銀杏も発見。ちびちび呑むのに最高です。
蕎麦は二八の田舎蕎麦。脱穀した「まるぬき」を粗く挽いた粉、細かく挽いた粉、そして殻の粉の3種類を独自の割合でブレンドするという。しっかりとした蕎麦は、噛みしめるとふっくら風味が広がり、あったかい汁にもよく合う。
結構呑んで食べた後、「小もり」(650円)があるのもうれしいなあ。
店主:高島伸一さん「ゆっくりくつろいで、楽しんでください。平日ランチの「そば膳」(1700円)も人気です」
[店名]『蕎麦切り翁』
[住所]東京都品川区豊町1-7-6
[電話]03-3781-8378
[営業時間]11時半~14時(13時半LO)、18時~22時(21時LO)、土・日・祝:11時半~15時(14時半LO)、18時~22時(21時LO)
[休日]月、火
[交通]都営浅草線戸越駅から徒歩10分




