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 「ぜひ見てください」。そう言って店主・中村さんが扉を開けたのは敷地内にある工房。

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千寿 竹やぶ(最寄駅:千住大橋駅)

繊細に打ち分ける蕎麦の醍醐味をたっぷりと
ここで殻むきから自家製粉までを手掛ける。ちょうど殻をむいたばかりの緑が美しい蕎麦の実をすくって見せてくれた。蕎麦はその土地で長く栽培されてきた在来種が中心。その理由は、土地ごとの蕎麦の個性を楽しんで欲しいからだ。せいろは十割、粗挽き、田舎と3種類を打ち分けるが、香りと蕎麦の風味がいい粗挽き、フェットチーネのようにしなやかな田舎など、自分らしい蕎麦のカタチを追求する。都心からは少し離れているが、蕎麦好きには堪らない名店だ。

粗挽き

980円

この日は長野県の在来種を使用。香ばしさと蕎麦の甘みがふわりと立ち上がる

十割、田舎

各980円

十割は秋田の在来種でもちっとした食感を重視。田舎は栃木の在来種。薄く打って太めに切ることで、もそもそしない蕎麦になる

千寿葱と鴨の相焼き

1080円

蕎麦のかえしを使ったこっくりとした味わいが日本酒を呼ぶ

お店からの一言

店主 中村 充さん

「“コシ”だけじゃない蕎麦を追求します」

千寿 竹やぶの店舗情報

[住所]東京都足立区千住河原町7-12 [TEL]03-3888-5897 [営業時間]11時半~15時(14時半LO)、17時~21時(20時半LO)※蕎麦が売り切れ次第終了 ※ランチタイム有 [休日]水、第3木、1/1~1/4/[席]カウンターあり、全24席/全席禁煙/予約可 ※12/30、31は予約不可/カード不可/サ・お通し代なし [交通アクセス]京成線千住大橋駅から徒歩3分 ※12/30、31はメニュー数限定、31日は売り切れ終了(19時頃まで)

電話番号 03-3888-5897

撮影/西﨑進也 文/岡本ジュン

2019年1月号発売時点の情報です。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

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