■難読漢字、食べ物編の正解はこちら
正解:ホイコーロー
回鍋肉は、中国・四川省を代表する料理のひとつです。
日本語の感覚で字面だけを見ると、中華鍋をコンロの上で豪快に振り、ぐるぐると回しながら作る料理を想像する人も多いかもしれません。しかし、実はそうではありません。
この「回」という漢字には、中国語で「帰る」「戻る」という意味があります。つまり、回鍋肉とは「肉を鍋に戻して、もう一度調理する料理」という意味なのです。
伝統的な四川式の回鍋肉では、日本のように生の薄切り肉をそのまま炒めることはしません。皮付きの豚肉の塊をネギや生姜などとともにゆで、一度鍋から取り出します
ゆでた豚肉は、冷ましてから包丁で薄切りにします。その後、中華鍋に油を熱し、薄切りにした豚肉を調味料や野菜とともに炒めていきます。
この「一度ゆでて取り出した肉を、再び鍋に入れて調理する」という工程が名前の由来となっているのです。
ちなみに、具材にはさまざまなバリエーションがあり、日本式の定番であるキャベツを使う回鍋肉もあるのですが、本場四川の回鍋肉では、「蒜苗(スワンミャオ)」と呼ばれる葉ニンニクを使ったものが定番です。
一方、生の薄切り豚肉とキャベツを使い、甘辛く仕上げる現在の日本式回鍋肉は、日本に四川料理を広めた料理人・陳建民氏が、日本の家庭向けにアレンジして紹介したことをきっかけに広まったとされています。
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