「豚と鶏が織り成す重層的な旨み。実直に磨き上げた黄系の到達点」徳島県・板野郡『中華そば いもお』
最後は、尾瀬さんセレクトの徳島県・板野郡にある『中華そば いもお』をご紹介。
尾瀬さんは「厚みある旨みが持続し、最後のひと口まで輪郭を崩さない。積み重ねた歳月が育んだ円熟味が黄系の王道を示す」とコメントする。
1996年に創業した徳島ラーメン・黄系の人気店。豚の背骨、ゲンコツ、豚足、カシラに、鶏ガラ、ニンニク、ショウガなどを長時間かけて煮込んだスープは、どこか懐かしくもやさしい味わいだ。
とろみがあるので、野菜やチャーシュー、やや硬めに茹で上げられたストレート麺ともよく絡む。チャーシューは2時間ほど煮込んだものを、カエシのタレに漬け込んだもの。
トッピングは、生卵やすりおろしニンニクが各50円、ネギ・メンマ・モヤシが各100円で追加できる。
■『中華そば いもお』
[住所]徳島県板野郡北島町鯛浜字西ノ須68-18
[電話]088-698-3080
[営業時間]10時半~15時
[休日]木
[交通]JR高徳線吉成駅より徒歩20分
今回紹介した3杯に共通するのは、派手さだけでは語れない、その土地に根づいた味わいだ。旅先で偶然出合った一杯が、いつまでも記憶に残る――そんな経験もラーメンの楽しみのひとつだろう。
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