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秋に向けて新しいことを始めたい。そんなあなたのために、着付け体験をご紹介。ビシッと、着崩さず、でも気軽に身につけられたなら、粋ってもんです。頭でっかちなルールより、“まずはどんどん着て楽しむこと”を提唱する『銀座SAMURAI』の伊藤吉春先生から、親切に教わります!

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角帯をキュッと粋に着てみようぜ!

幼少の頃、仕事から帰ると父親が着物に着替えていたのを覚えている。下駄履きで近所を散歩もした。その頃の父親の年齢はとうに超えているのだが、思えばここまで着物とはほぼ無縁で過ごしてきた。でも、思うのだよ。着物をビシッと着こなせたらやっぱカッコよくないか。そんな年頃なのだ。

で、向かったのがココ『銀座SAMURAI』。男きもの専門、である。講師の伊藤吉春さん曰く、「女性に比べて、男の着付けは意外と簡単。それでいて知ってしまえばぐんと世界が広がりますよ」。なんか期待が高まる。早速開始。

最初は簡単な座学だ。まず基本アイテムと役割りを知るのだが、中でも面白かったのが主な着物の種類と、それを着るTPOの話。知らなかったが、着物には先に糸を染めてから織る「織り物(先染め)」と、白い生地を織った後で柄を染める「染め物(後染め)」があり、染めが格上。主な種類(素材)が「紬」「御召(おめし)」「江戸小紋」「黒紋付」で、後者ほどフォーマルだ。

『男きもの専門店 銀座 SAMURAI』

「紬」は着流しなどに向く、洋服で言えばいわばカジュアルなジーンズ。「御召」は割と万能な織物で、セミフォーマルまで対応。「江戸小紋」は一見無地に見えて粋な極小柄がある染物だとか。おー、知るほどに興味がどんどん湧いてくる。

伝統を着る これが大人の嗜みってやつ!?

さていよいよ実践。長襦袢は袖を通したら襟を持って前に出し、中央を合わせるのが大切。ポイントはゴムベルト(腰紐)の位置で、おへその10cmくらい下、腰骨の上を通して留める。次に着物を着るのだが、着物はきつめに合わせ過ぎず、長襦袢の衿をきれいにのぞかせるのが肝要。「襟を正す」って言葉はここから来ていて、「衿元を常に気にすればきちんとして見えます」ってことだ。

そしてハイライトは角帯の締め方だ。挑戦したのは粋だけど覚えやすい「貝の口」という結び方。まずはひと通り伊藤さんに解説いただきつつ結んでもらい、次に自分で挑戦。巻き始めを40cm位縦に半分に折り、その部分(「手先」と呼ぶ)を上に出したまましっかり3周巻く。巻き終わりの余分な長さを内側に折り込んで手先と同じくらいの長さを余らせたら結んでいく。

手先を下に交差させ、太い方を下から上に出してキュッと締める。次に下の帯を上に折り曲げ、もう一度太い帯を上からクルッと巻いて上方にキュッと出す。これで結び目は完成!

『男きもの専門店 銀座 SAMURAI』結び目完成!

正直言うと、あれ?あれれ?と最初は迷ったけど、数回トライすれば大丈夫。確かに難しくないし、できれば粋な感じでムフフフとうれしいのだ。

「なんなら羽織を着れば帯は見えないので、ともかく着て楽しむことが一番。着れば上手になります」とは伊藤さん。

いよっ、男前!と心の中で自分に声をかけ、すっかりその気のオレ。決めた。近い将来、必ずやオレ仕様の着物を仕立ててみせようぞ!

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基本の着付け手順
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『おとなの週末』編集部
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