年末年始、高速道路を使って帰省やレジャーに出かける人も多いことでしょう。最近のサービスエリア(SA)パーキングエリア(PA)におけるレストランや土産物の充実ぶりは目覚ましく、老舗・有名店が監修する人気メニューを味わうことができたり、ここでしか手に入らない限定品を豊富に揃えており、つい立ち寄りたくなる魅力にあふれています。訪れるたびに新しい発見がある東日本各地のSA、PAのなかで、この時期特におススメの20選を10選ずつ2回に分けて紹介します。「前編~行き~」では、今年1年間無事乗り切った自分へのご褒美として、ちょっと贅沢なメニューを中心にお届けします。
東京・日本橋人形町の名物「玉ひで」監修「親子丼」が東北自動車道羽生PA(上)に登場 テイクアウトもOK
年末、車のハンドルを握りながらふと、「1年間頑張った自分へご褒美に、ちょっと贅沢な食事でもしようか」と思いついたら、まず向かうべきは、東北自動車道羽生PA上り線(以下上、埼玉県)内にある「鬼平江戸処」へ。池波正太郎の代表作「鬼平犯科帳」とコラボレーションし、江戸時代の日本橋付近を再現した街並みのなかに、高速道路で初出店となる有名店がズラリと軒を構えています。
特筆すべきは、東京・日本橋人形町で1760年から続く鳥料理の老舗「玉ひで」が監修する「極・五鉄親子丼」(1580円)です。香ばしい地鶏と半熟卵の上品なハーモニーで、まさに自分へのご褒美にぴったり。2021年12月からは、テイクアウトも始まり、ますます手軽に老舗の名物料理をいただけます。
同じく「玉ひで」が監修した羽生PA(上)限定「一本うどん」(850円)もおススメです。丼に厚さ1センチ直径2センチはあろうかという極太うどんが1本豪快に盛り付けられたビジュアルは圧巻です。もちろん、味の方も開発に3年間もかけただけあって、お墨付きです。
「最優秀賞メニュー」「おみやげ総選挙1位」なら、常磐自動車道友部SA(上)へ
常磐自動車道も負けてはいません。友部SA(上、茨城県)では、2019年NEXCO東日本新メニューコンテスト茨城・千葉ブロック大会で、最優秀賞を受賞したメニュー「簪(かんざし)~IBARAKI愛~」(1500円)がいただけます。銘柄牛・豚の常陸牛やつくば美豚、肉厚でほのかな甘みが自慢の鹿島タコなど、茨城県が誇る食材をいっぺんに堪能できます。
また、茨城県産さつまいもと県内笠間産の栗で作られた友部SA(上)限定スイーツ「さつまろん」(8個入、1430円)を、お正月の茶菓子として、手土産にどうぞ。過去に「おみやげ総選挙」で1位を獲得した上品で風味豊かな銘菓です。
毎年のように「都道府県魅力度ランキング最下位」にとどまっている茨城の底力を知る良い機会でもあります。