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筆者は今年54歳。歳を重ねるごとに食べ物の好みが変わっている。もっとも顕著なのがラーメンだ。それこそ若い頃は深夜にコテコテの豚骨醤油ラーメンを食べても平気だったが、今は絶対に無理。そもそも、こってり系のラーメンは昼でもあまり食べない。

また、血圧が気になる年頃でもあるので、塩ラーメンも敬遠しがち。ま、ラーメンは醤油も味噌も塩分濃度は変わらないんだろうけど。

大阪を拠点とする人気塩ラーメンFCが愛知県に初進出

しかし、以前に訪れた大阪・天神橋筋6丁目の『総大醤』がルーツの塩ラーメン専門店『塩元帥』が手がけるFC店となれば話は別だ。それが昨年6月、愛知県海部郡大治町にオープンした『しおゑもん 大治店』である。

『しおゑもん 大治店』外観
『しおゑもん 大治店』外観

筆者は『塩元帥』へは行ったことがないものの、『総大醤』はよい印象しか残っていない。醤油の味と香り、コクがふわっと広がる醤油ラーメン「黒大醤」や、噛むごとに複雑な味が弾ける「焼き飯」は、思い出しただけで食べたくなる。

『しおゑもん 大治店』は、あま市と愛西市を結ぶ県道79号線、通称“あま愛西線”沿いにある。店の入口にはメニューが掲げられていた。ラーメンは塩のみと思いきや、醤油や味噌もある。さらに、唐揚げやギョーザなどのサイドメニューも充実している。

店の入口に貼られたメニュー。ラーメンは醤油や味噌も用意している
店の入口に貼られたメニュー。ラーメンは醤油や味噌も用意している

メニューの中で思わず目を奪われてしまったのが「塩焼き飯」。そりゃチャーハンの味付けに塩は必須だが、醤油やオイスターソースも使うからこそ複雑な味わいが生まれるのだ。ラーメンと同様に、塩味をウリにしたチャーハンとはどんなものだろうか。メチャクチャ気になる。

店に入ると、券売機があり、「塩ラーメン」(780円)と「塩焼き飯セット」(+420円)をポチッと。塩焼き飯は単品で580円なので、160円の割引となる。店内はカウンター席と4人掛けのテーブル席があり、筆者はひとりで訪れたのでカウンター席へ案内された。

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永谷正樹
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