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全店実食調査!『おとなの週末』が自信を持っておすすめするお店をご紹介します。今回は、東京・日暮里のレコード酒場『BAR星くず』です。

シティポップ×日本酒も素敵!

「すごいマニアでもコレクターでもない」と語る店主・栗田泰教さんのセンスのいいセレクトが秀逸。小さな酒蔵の日本の酒もあり、音のボリューム絞り目で一杯やりながら聴けるのがまたオツ。

「LET’S DO IT」吉田美奈子

『BAR星くず』「LET’S DO IT」吉田美奈子 「愛は思うまま」ほか収録。’78年

「愛は思うまま」ほか収録。’78年

「SONGS-40th Anniversary Ultimate Edition-」SUGAR BABE

『BAR星くず』「SONGS-40th Anniversary Ultimate Edition-」SUGAR BABE 「山下達郎の原点にして頂点かな」(栗田さん)というシュガー・ベイブ唯一のアルバム。「ダウンタウン」収録

「山下達郎の原点にして頂点かな」(栗田泰教さん)というシュガー・ベイブ唯一のアルバム。「ダウンタウン」収録

「BAND WAGON」鈴木茂

『BAR星くず』「BAND WAGON」鈴木茂 『はっぴいえんど』では最年少の鈴木茂が解き放たれた1枚」(同) 

「『はっぴいえんど』では最年少の鈴木茂が解き放たれた1枚」(同)

『BAR星くず』の栗田泰教さん

『BAR星くず』静かに熱い店主の栗田さん

「学生時代に聴いていたフリッパーズ・ギターとか、好きな音楽から遡っていったらここが源流だったんですよね。70年代とはいえ、フォークソングほど内省的ではないし、80年中盤以降ほどゴキゲン過ぎない。その軽快さやポップさ。切ない歌詞でもウェットにならない、オシャレさ加減というか。50~70年代の洋楽への憧れを、日本的に解釈した実験的な楽しさもいいですよね。

細野さん、大滝さんらの「はっぴいえんど」、山下達郎はじめの「シュガー・ベイブ」などがひとつのルーツですが、あえて1枚取り出すなら吉田美奈子の「愛は思うまま」。どこまでも澄んだ伸びるような声と歌詞が絶妙にいい。そして後ろを支える豪華なメンバー。ネバーヤングビーチとか、今の若手がそれらをさらに現代語訳してるのもよくて。系譜をたどる楽しさも魅力です」

『BAR星くず』セレクトされたレコードと下町らしい空間といいお酒をぜひ

日暮里『BAR星くず』

[店名]『BAR星くず』
[住所]東京都台東区谷中7-18-13
[電話]080-5169-5128
[営業時間]18時~24時
[休日]月
[交通]JR山手線ほか日暮里駅西口から徒歩3分
※チャージ料金500円別

※画像ギャラリーでは、店主セレクトの小さな蔵のいい酒の画像をご覧いただけます。

撮影/西崎進也、取材/池田一郎
※月刊情報誌『おとなの週末』2025年6月号発売時点の情報です。
※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

…つづく「東京のレコード酒場4選 ジャズやクラシックなどのジャンル別」では、4ジャンルのレコード酒場を紹介しています。

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この記事のライター

おとなの週末編集部
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