開幕から133日目となった2025(令和7)年8月23日、秋篠宮皇嗣家の次女佳子さまは、はじめて大阪・関西万博をご視察された。皇室の方々はこれまでに、天皇、皇后両陛下をはじめ、愛子さま、秋篠宮ご夫妻、三笠宮家彬子さま、高円宮妃久子さま、承子さまが会場を訪れている。佳子さまは今回、どのパビリオンをご覧になられたのか。そのお姿とともにご視察の様子を振り返ってみたい。
※トップ画像は、ペルー館を訪れた秋篠宮佳子内親王殿下。2023年(令和5年)11月には同国を公式訪問されている。大坂・関西万博会場で=2025年8月23日、大阪市此花区
“津軽塗”をご体験
皇室の方々が大阪・関西万博を訪れたのは、今回で17回目を数える。最多は高円宮妃久子さまの7回(うち1回は私的ご訪問)で、次いで秋篠宮皇嗣同妃両殿下の3回であった。天皇、皇后両陛下と愛子さまは、それぞれに1回、三笠宮彬子さまと高円宮承子さまも、それぞれで2回だった。今回の佳子さまのご視察は、日帰りという限られた時間のなか、5つのパビリオンを見てまわられた。
最初に訪れたのは「日本館」で、”循環”をテーマにした3つのエリアのなかの「火星の石エリア」をご覧になられた。佳子さまは、パネル展示『さわって、感じて、火星の「循環」』を前に、時折りパネルに手をかざすなど”体感”されながら、日本館長のご説明に耳を傾けられていた。このあと“月の石”をご覧になられているが、取材はここまでとなったため、そのお姿を拝見することはできなかった。
次に訪れたパビリオンは「ギャラリーEAST」で、期間限定(終了済み)で行われていた日本の伝統工芸のひとつ「津軽塗」を体験された。佳子さまは、みずから刷毛(はけ)を手にされ、熟練職人からご説明を受けながら、木製のコースターに漆を塗られた。体験の途中で、「(漆をきれいに塗るのは)むずかしいですね」と、照れ笑いをされる場面も見られた。
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