全店実食調査!『おとなの週末』が自信を持っておすすめするお店をご紹介します。今回は、東京・方南町のうなぎ店『宇のじ』です。
趣ある町の名店でブランドうなぎをしっとり味わう
愚直、これ王道。うなぎひと筋約50年になる五十嵐正幸さんを取材して思った。真面目な材料で真面目に仕事する、まさに商いの礎。
「うなぎの技は今やほぼ無駄なものが淘汰された感もあるので、やはり大事になるのは上質な素材を選ぶことだと思っています」。
20代で家業に入ってずっとうなぎと向き合ってきた。
裂く際に包丁に付く脂の具合で個々の身質がわかるそうで、特に「脂の乗り方がきれいで香りもいい」と長年贔屓にするのが希少ブランド「うなぎ坂東太郎」だ。他の国産に加え、週に数回コンスタントに仕入れられるのは開発した問屋と昔からの縁があるから。入荷した日は張り紙で知らせており、これ目当てのお客も多いとか。
坂東太郎:白焼5170円
さあさあ極上のうなぎを熟練の技で。それだけで旨さは約束されたようなものだが、じっくり愛でて、味わってほしい。最高級の紀州備長炭の火力を操り、手練れの所作できつね色よりやや濃い色付きに仕上げたそれは王者の風格。
天然に近い霜降りの脂はさらりとした風味で、砂糖を使わない穏やかな甘さのタレがまた絶妙な塩梅。舌先からじわじわと、深く静かな感動が広がっていく。
店主:五十嵐正幸さん「料理屋をやっていた両親が60年ほど前にこの店を始めました」
方南町『宇のじ』
[店名]『宇のじ』
[住所]東京都杉並区方南2-11-8
[電話]03-3311-7401
[営業時間]17時~21時(20時半LO)、土・日:11時半~14時(13時半LO)、17時~21時(20時半LO)
[休日]火・水
[交通]地下鉄丸ノ内線方南町駅2番出口から徒歩1分
撮影/橋本真美、取材/肥田木奈々
※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。
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