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【酒場★★★】あめつち(最寄駅:学芸大学駅・祐天寺駅)

ライター・池田一郎イチオシ!
「素朴でじんわり旨い料理でしみじみう~むな一杯」

『あめつち』の 蕗味噌のきつね炙り 540円

蕗味噌のほろ苦さに季節を感じ、揚げのこんがり具合にうーむと唸る。ここに穏やかな会津娘を燗酒で合わせたときにはもう、ほっと肩の力が抜けてたまらんのですよ。「創作に走らず、より古典的に」と店主の土井さんの言う料理は、店名のごとく雨土の滋味が素朴に生かされていて、季節を感じられるのが楽しい。加えて「ひとりでも何品か楽しめるように、ポーション小さく、値段もミニマムに」という心遣いがうれしいじゃないか。で、日本酒がまたよし。

【酒場★★★】赤津加(最寄駅:秋葉原駅)

ライター・松田有美イチオシ!
「ずーっと飲んでいたい!昭和の雰囲気に酔える店」

『赤津加』の 鶏もつ煮込み 820円

秋葉原の喧噪を抜け、目指すは粋な黒塀。そこだけ時が止まったかのような昭和の風が吹く店、それが『赤津加』だ。店内に入ると、目の前には使い込まれたコの字型カウンター。明るく穏やかな時代に戻ったようで、心がフッと軽くなる。それが、この酒場を愛する最大の理由だ。 創業は昭和29年。若輩&小心者の私はまだカウンターに座れないけど、常連のオジサマたちを横目で見つつ、燗酒で一献。気付けば時間が経ち、いつの間にかほろ酔い、上機嫌になるのが常である。

【酒場★★★】佐原屋本店(最寄駅:御徒町駅)

ライター・本郷明美イチオシ!
「家族で営む温かみがじんじん伝わってくる酒場です」

『佐原屋本店』の レバテキ 550円

「鮭焼いて」「もう火落としちゃった」。おなじみさんと女将の会話がなんだかうれしい。きっと長年営んできた店にしか出せない空気なのだ。黒板には「レバテキ」「沖漬け」「煮こごり」……呑んべえを泣かせるつまみ揃い。聞けば、今年70年目を迎える老舗だという。「5年前に建て替えてから、ふらっと入ってくれるお客さんも増えたんですよ」と貴子さん。たくさんのおなじみさんに、私のような「ぶらり客」が混じり、心地よい酒場になっているのだなあ。ひと目惚れは続く。いや、行くたびに惚れ直している。

【酒場★★★】笹新(最寄駅:人形町駅)

ライター・いからしひろきイチオシ!
「古さと新しさが織りなす絶妙な居心地の良さに酔う」

『笹新』の 〆さば 630円

今年で創業46年。経営母体は隣で100年以上営む酒販店だ。つまり日本橋の老舗。そう聞くと敷居を高く感じてしまうが、店をとり仕切る初代の孫娘・直子さんと広一さんの若夫婦が、明るくて気さくなので、こちらも肩肘張らずくつろげる。 夫婦が店を継いだのは4年あまり前。現在“小さな改革”を進行中だ。例えば、1種類だけだった日本酒に週替わりで厳選した純米酒を複数銘柄加えたり、お通し代を取らない代わりに気軽につまめる前菜盛り合わせをメニューに加えたりといった具合。さらに、得意の魚料理で勝負すべく、肉料理をやめたという潔さ。自分の歳より古い老舗だが、応援したくなる店なのだ。

【酒場★★★】アパッチ食堂(最寄駅:矢口渡駅)

ライター・カーツさとうイチオシ!
「この店を好きなヤツは人間として信用できる!!」

『アパッチ食堂』の サラダ菜で食べる豚煮 350円

過去に足を踏み入れた酒場で、どこが一番オレの琴線に触れたか思い返してみれば、もうこの店以外にはない。琴線に触れるどころか琴線かき乱されまくったのだから!ホッピー・外がわずかしか入らないほどの焼酎・中の圧倒的容量は、見ただけで肝臓のガンマ-GTP値が上がり、なにより幸福値はそれ以上に高騰してしまう。もちろん他のチューハイ類の濃さも無軌道なほど。 そして100円から最高額350円までという料理は、そんな濃いアルコールをスイスイ飲ませてくれる絶妙の味揃い! ナイスな店主、素晴らしい常連さん、全てが一体となって形作られた、本当の酒呑み達の為の理想の砦だ。

【BAR★★★】クラフトビアバル IBREW WIRED(最寄駅:京橋駅)

ライター・松岡芙佐江イチオシ!
「こんなに安くていいの!?と心配しちゃうほどのお手頃価格」

『クラフトビアバル IBREW WIRED』の うしとらブルワリー 真面目なヴァイツェン 各230ml 390円

国内外のクラフトビールが230mlで390円、410mlで690円と、ビール好きなら飛びつかないわけがないこの価格!ともかくビール党だけれど、クラフトビールの妙な価格の高さに困惑していた私が、安心して痛飲、堪能できる店なのだ。フィッシュアンドチップスなど、料理もビールとの相性が抜群だ。土・日・祝は13時から夜まで通して営業、昼ビールができるのも、たまらないッ!

【BAR★★★】銀座ロックフィッシュ(最寄駅:銀座駅・新橋駅)

ライター・肥田木奈々イチオシ!
「初めて旨いと思ったハイボールもう1000杯は飲んでるかな!?」

『銀座ロックフィッシュ』の ハイボール 1080円

ハイボールってこんなに旨かった? 十数年前、初めて訪れた際の感想がコレ。今や超有名店だけど私の酒人生になくてはならぬ存在だから紹介しちゃおう。名物のハイボールはキンキンに冷えたサントリー角瓶43度(ダブル!)とパンチのある炭酸を使う氷なし。レモンピールの香り付けが爽快だ。3杯も飲めば例えば出川哲朗がダンディな紳士に見えるほど酔える。そして酔うほどにうれしさ倍増、悲しみ半分……私にとってそんな1杯。もちろんつまみ類も泣ける旨さ!

【BAR★★★】テキーラバル Gatito(最寄駅:大井町駅)

ライター・池田一郎イチオシ!
「スパイシーなつまみと抜けのいい爽やかな酔いを!」

『テキーラバル Gatito』の 氷なしテキーラハイボール 800円

看板は爽やかな氷なしのテキーラハイボール。店主の伊藤さんいわく「軽くてクセがないから、ウイスキーが飲めない人でもテキーラハイボールを飲める人は多い」と言うように、ここに来ればテキーラのイメージが変わる。テキーラは300種類以上、好みを聞いてすすめてくれる。スパイシーで気分の上がる自家製の料理がまた、テキーラと実によく合う。抜けのいい酔いと少しだけエロい気分で夜が更けていく。

【BAR★★★】タフィア(最寄駅:六本木駅・乃木坂駅)

編集長・門脇 宏イチオシ!
「モヒート&コロンボでカリブな夜を過ごせます!」

『タフィア』の チョコレート・モヒート

カリブ産のラム酒を専門に扱うバーで、かれこれ10年通っている大好きな店。ここに来たら、まずはモヒートを注文。甘ったるいモヒートが多い中、ここの一杯は爽やか&ドライな味わいで実に旨い。小腹が空いていたら、ぜひカリブの郷土料理「豚のコロンボ」をお試しあれ。カレーのようでカレーではない、スパイシーでクセになる逸品だ。“ラムって美味しい酒なんだ、深い世界があるんだ”と開眼させてくれた、恩人のよう酒場である。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

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admin-gurume
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