内臓細胞の大きさが小さい、代謝活性が高い
内臓脂肪と皮下脂肪
体脂肪には「皮下脂肪」と「内臓脂肪」の2種類があり、生活習慣病を引き起こすリスクが高いのは内臓脂肪のほうです。内臓脂肪は皮下脂肪に比べて脂肪細胞の大きさが小さく、代謝活性が高いことが分かっています。エネルギーの出し入れがしやすく、増えやすく減りやすい脂肪です。
肥満度を測る一つの指標がBMIですが、BMIでは体脂肪の種類は分かりません。それを判断する目安となるのが、「リンゴ型」「洋ナシ型」などの体形です。
※「BMI」についてはこちら
https://otonano-shumatsu.com/articles/274437
メタボリックシンドロームとは?
日本人の死因として多い心臓病や脳卒中は、動脈硬化が原因となっていることが多く、動脈硬化を起こしやすくする要因(危険因子)としては高血圧・糖尿病・高脂血症・肥満・喫煙などがあります。これらの危険因子が複数重なった状態がメタボリックシンドロームで、心臓病や脳卒中のリスクが高い状態となります。
メタボの診断基準は日本と海外では異なっています。日本では、内臓肥満(ウエストの周囲径が男性85cm以上、女性90cm以上)で、血圧・血糖・脂質の3つのうち2つ以上が基準値からはずれると「メタボリックシンドローム」と診断されます。
(参考)
[2] https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/metabolic/m-01-003.html