基本的な考え方は、「糖質の摂取量」を制限
答えは(2)です。
糖質制限ダイエットにもいくつかのやり方がありますが、「糖質の摂取量を制限する」というのが基本的な考えです。ここではそのもっとも素朴な糖質制限ダイエットについて考えます。糖質制限ダイエットでは、糖質を制限しますが、カロリーについての厳しい制限はありません。むしろ糖質の代わりに脂質とタンパク質でエネルギーを補うために、脂質とタンパク質は積極的に摂取します。
従来のカロリーを制限するダイエットでは、食べられる食品の種類や量が制限されるため、継続するのが難しいという問題がありました。その点、糖質制限ダイエットでは、糖質を多く含むご飯や麺などの主食こそ制限しなければなりませんが、糖質の摂取量に気を付ければ、肉や魚などさまざまな食べ物を普通に食べることも許されるので、カロリー制限ダイエットより継続しやすいという利点があります。それが、糖質制限ダイエットが広く受け入れられた理由の一つでもあります。
なお、炭水化物≒糖質と混同されることがしばしばありますが、炭水化物には糖質だけでなく食物繊維も含まれます。食物繊維はほとんど消化吸収されないため、血糖値を上げることもありません。また腸内環境を整える働きがあります。したがって、炭水化物全般ではなく、その中の糖質量を考える必要があるのです。