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日常にはさまざまな漢字が溢れています。それは生活にうるおいや豊かさをもたらす「食」の分野でも顕著。食べ物にまつわる漢字を知れば、それはそのまま普段の生活がより彩り豊かで楽しいものになるはず。

本コーナーでは「あれ、これどう読むんだっけ?」と思ってしまうような、忘れがちな難読漢字をお届けします。漢字を覚えて食生活を豊かにしよう!! 正解が分かった方は、ぜひこの食べ物との思い出を一緒に呟いてください!!!!

文、画像/おと週Web編集部

【写真ギャラリーで読み方を当てよう】何問わかる? 過去に出題された難読漢字クイズに挑戦!!

難易度:★★★☆☆

■難読漢字、食べ物編の正解はこちら

正解:タデ

タデはタデ科の一年草で、道端などに自生しています。「タデ(蓼)食う虫も好き好き」という言葉があるくらいなので、食べることができないと思う人も多いかもしれませんね。

しかし、平安時代あたりからタデは薬味として使用されてきました。これは魚の生臭さを消すためだけではなく、川魚を殺菌するために使用されてきたといわれています。つまり、タデは強い殺菌作用もつのです。

飲食店で刺身を注文すると、小さな紅色の葉っぱのようなものが添えられていことが多いと思います。その葉っぱの正体はタデなのです。この葉っぱ紅蓼と呼ばれる種です。紅蓼は飾りとしてだけではなく、生魚の殺菌のために添えられているのです。

現在でも、タデの葉をすりつぶし、酢と出汁を混ぜた蓼酢はアユ料理には欠かせない薬味として知られています。

名前の由来ですが、皮膚のただれの改善に効果がある薬草として古くから使用されてきたことから、ただれに効く草ということでタデと呼ばれるようになった、舌をただれさせるような刺激のある辛味をもつことから、「ただれ」が転訛してタデになったなど、諸説あります。

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おとなの週末Web編集部
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