三角アーチゲートの商店街がお出迎え 神奈川大生の青春の町
逸(はや)る気持ちを宥(なだ)めながら、取り敢えず歩き出す。バス停から2つ目の信号が「六角橋」のスクランブル交差点で、そこから斜めに商店街が伸びてました。
入り口では三角アーチゲートがお出迎え。潜って商店街に入ると、同じ形の三角アーチが延々と連なる。
前の「横浜橋」や「弘明寺(ぐみょうじ)」でも感じたけど、横浜の商店街ってどこも住民の地元愛が半端じゃなく感じる。「どうだ、うちの商店街!?」って誇りがびんびん伝わって来る。だからこそ、のこの活気なんでしょう。人通りは途切れなしだし、それを言うなら車もバンバン入って来る。生命力に溢れてます。
それにこれまでに比べて、通行人に若い人が多いような……。後で調べて知ったんだけど、六角橋って神奈川大学があるんですね。
それでか、と納得。ここは「神大(じんだい)」生やそのOBにとって、青春の町なんでしょう。
商店街を歩き出して直ぐの左手に、ちょっと休憩できるようなスペース「ふれあい広場」を見つけた。そこを覗き込んでいて気がついた。実はこの通りと並行して、細い路地がずっと続いているんですよ。こちらにも小さな店が並んでて、上には屋根がありちょっと薄暗いけどそれがまたいい雰囲気出してる。
いやぁこりゃまた、いいなぁ。こういう通り、すっごい好み。こっちを歩かずに済ます、なんて選択肢はあり得ない!
いやいや、待て待て、と再び自分を宥める。まずはこっちの商店街を端まで歩いてからだ。路地の方を制覇するのは、帰路でいい。