スープが染みた極細ちぢれ麺が旨い
10分ほどで目の前に運ばれたチャーラーがこれだ。ノスタルジックで見るからにおいしそうである。「セットチャーハン」以外にも「セットどてめし」や「セット叉焼めし」(各250円)などもあるが、チャーハンが圧倒的に人気だという。
チャーハンについては後ほど触れることにして、まずは中華そばからチェックしてみよう。具材はチャーシュー2枚とばら海苔、メンマ、ほうれん草、ナルト、ネギと盛り沢山。デフォルトのラーメンが800円台といわれるこの時代に、この内容で700円というのはお値打ちだ。
スープは丸鶏と和風ダシのWスープ。丸鶏のコクとサバ節や煮干しなど魚介の風味が一層ノスタルジックな気分にさせる。卓上のコショウや一味唐辛子を加えてもおいしい。
中華そばの特徴は、極細のちぢれ麺。スープが良く絡む上に、加水率が低いためスープが染みるとよりおいしくなる。下呂市にある大正7年創業の老舗製麺所『まるなか製麺所』の麺を使用している。店名に冠した「まるなか」からもわかるように、ここは製麺所とのコラボによって生まれた店なのである。