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コーヒーと相性バツグンの「鯖ビリヤニ」

そんな強力助っ人もあらわれ、完成した「鯖ビリヤニ」。サバは、オリジナルサバ缶「サバズコーヒー」を使用。ソルズコーヒーで大好評の「サバサンド」に使われている「特製サバペースト」の味わいをサバ缶で再現したものだ。

厳選したサバの身はふっくら、旨みいっぱい。そして醤油、ゴマ油、ナンプラーなどの調味料で味付けしたサバは、コーヒーと相性バツグン!

サバズコーヒー。日本初の「コーヒーに合うサバ缶」なおかつ「サバサンド専用サバ缶」!
サバズコーヒー。日本初の「コーヒーに合うサバ缶」なおかつ「サバサンド専用サバ缶」!

そして、鯖ビリヤニとも相性バツグンだった。齋さんが「ナンプラーが入っているせいか、エスニックと相性がいいみたいで。味がピタリと決まりやすいんです」と笑顔で語る。

鯖ビリヤニの調理は、まずバスマティライスをスパイスと一緒に炊く。使用しているのはシナモン、クローブ、トウガラシ、ローリエなどだ。「コーヒーの味がわからなくならず、料理と一緒に楽しんでいただけるように、スパイスはおだやかでやさしい仕上がりになるものを厳選しています」と齋さんが説明する。「辛みも控えめです」。

続いて、サバズコーヒーと玉ねぎ、パプリカをコンフィしてソースに。こちらもサバの味わいをいかすために工夫を凝らしている。

また、サバの旨みを引き出すスパイスとしてコリアンダー、ナツメグなどを使用し、隠し味にトマトソース、醤油をプラス。さらにバターミルクを加えてマイルドに仕上げる。また、サバズコーヒーならではの、身のふっくらした肉厚感が失われないように、調理の際にほぐすバランスも熟慮した。

サバの身の大きさにもこだわったスパイシー&マイルドなソース
サバの身の大きさにもこだわったスパイシー&マイルドなソース

そしてソースとバスマティライスを合わせ、炒めて完成。

香ばしい炒め加減で仕上げる
香ばしい炒め加減で仕上げる

トッピングはスパイスオイルで仕上げた「アチャール風スパイス卵」。

スパイスの風味がいっぱいの目玉焼きをオン
スパイスの風味がいっぱいの目玉焼きをオン

薬味はミョウガと青じそ、そしてレモンだ。「ミョウガがとても合うんです。レモンをしぼって味変してもおいしいですよ」と齋さん。

ゴロゴロっとしたサバの身が入ったビリヤニを口に運ぶと……さまざまなスパイスの風味で、サバの旨み、甘みが華やかに広がる。食べ進めるうち、サバの味わいのいろいろな表情が軽やかにみえてくる感じ。

「鯖ビリヤニ」(1300円)。野菜たっぷりなのもうれしい
「鯖ビリヤニ」(1300円)。野菜たっぷりなのもうれしい

スパイスが利いたなんとも複雑で奥深い味わいなのだけれど、日常ごはんといっても何の違和感もない「よりそい系」。圧がないのであっさりいただける。さりげない。コーヒーの湯気のむこうに佇むような、いたってやさしい「癒し系ビリヤニ」である。

いうならば、「オリエンタルなサバの炊き込みごはん」風。近隣のおばあちゃんたちに大好評というのもうなずける。

目玉焼きをスプーンで崩して決壊させる。うーん、黄身が絡んだスパイス風味のサバのまろやかな幸せったら(涙)。そして、ミョウガが最高の相性。じつに鮮やかなアクセント! レモンをしぼると、爽やかな味わいでまたまたスプーンがとまらず(涙)。

それにしても味の決め手となる、サバズコーヒー恐るべし。普通、味付き缶は料理に使うと仕上がりの味が濃くなったり、味を変えるために加えた調味料でトゥーマッチになりがちだけれど、こちらは見事に「ナイスサバランス」!

なかなか、やり手なサバ缶である

さらに、最近もう1品、ソルズコーヒーアパートメントに新たなサバメニューが加わった。サバのバインミー「サバインミー」だ。

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サバと鶏肉の融合「サバインミー」...
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池田 陽子
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