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あなたにとって、より高い学習効果はどっち?

どちらが有効かは、生徒一人一人の資質や学習状況によって異なるため、一概には言えません。ただし、いくつかの判断基準があります。親御さんの参考となるように、どのような点に注目して考えれば良いかについて以下に述べたいと思います。なお、ここでは「どちらがより高い学習効果を期待できるか」という観点から考えており、費用面については考慮していません。

「冬期学習・正月特訓」と「個別学習」。あなたは、どちら?

(1) 自学自習力があるかどうか

勉強の成果は、
(勉強の量)×(勉強の質)×(吸収率)
で決まります。

一定の質と量が保証される冬期講習・正月特訓か、やり方次第でそれを上回る効果が期待できる個別学習か、その選択の判断基準としては、「自学自習力」があるかどうかです。自学自習が難しい方は、迷わず冬期講習・正月特訓を受講すべきでしょう。

(2) 志望校対策が十分か

有名校の場合は、塾がその学校の対策講座を設けることがあります。その講座を受講している場合は、志望校対策はそこで専念すれば良いと思います。しかし、対策講座のない志望校を目指す場合は、各自で対策を行う必要があります。

冬休みの段階で、併願校も合わせてまだ過去問演習が十分でない場合は、冬期講習・正月特訓を受けるよりも、個別学習で独自に志望校の過去問演習を進める方が有効だと思われます。

(3) 基礎力強化・弱点解消・総復習が十分か

冬休みに基礎力強化に取り組んで効果を上げた生徒のエピソードを前々回にご紹介しました。冬期講習・正月特訓は入試レベルの演習が中心なので、基礎力強化・弱点解消・総復習などが十分でない生徒の場合、消化不良を起こすケースもあります。その場合は個別に必要な勉強をする方が効果は高いと考えられます。

冬休みをどう過ごすかは合否結果に大きく影響します。悔いのない冬休みを送られることを願っています。

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圓岡太治
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