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マツコ・デラックスさんがMCを務める人気番組『マツコの知らない世界』(TBS系、火曜午後8時57分~)は、いろんなジャンルのゲストを招き、軽妙なやり取りとともに、ゲストの得意分野を深く掘り下げて紹介する内容が魅力です。今夜2月13日の放送では、「町中華オムライスの世界」が取り上げられます。『おとなの週末Web』でも、これまでに、オムライスに関するいろんなお店を紹介してきました。各記事の抜粋で、耳よりな情報を振り返ります。

中華のオムライスはひと味もふた味も違う!浅草で見つけた名店の味

オムライスにハンバーグ、ビーフシチュー。子供の頃、連れられて行ったお店でメニューを見ては心が躍った。お店の雰囲気と、そこで話す何気ない会話。すべてが尊い……。そんなあの頃を思い出させてくれる「オムライス」がおいしくいただける昭和創業の店をご紹介!

【パラパラ&香ばしいチキンライスが主役『中華料理 ぼたん』@東京・浅草】

中華のオムライスは洋食のそれとはひと味もふた味も違っていた。ラードを鉄鍋になじませて高火力で炒めたチキンライスは、炒飯のごとく香ばしさが炸裂!ケチャップを数回に分けて投入することで、酸味を飛ばして甘みを引き出すのもひと手間だ。オムライスの主役は玉子でなく米である、そんなことを思わずにはいられない。

『中華料理 ぼたん』オムライス 1000円 美しい流線型に整えられたオムライスの中には、鶏肉、玉ねぎ、ピーマンと王道の具材が入る

しかも添えられた中華スープが名脇役。沁みるコクと醤油の風味に舌がリセットされて、すぐさま次のひと口へ。「父の代からメニューに載せて約50年間、変わらぬスタイル」と3代目の茂高さん。てらいのない誠実なこの味は4代目にも受け継がれている。

『中華料理 ぼたん』

・都内の絶品オムライス3選 全店昭和創業!愛され続ける昭和の“ごちそう”
https://otonano-shumatsu.com/articles/330484

東京・世田谷区北烏山『いまはな』の“卵ふわふわ、たっぷりデミグラスのオムライス”

さぁバス通りを戻っていよいよ「グルメの本番」と行きましょう。

バス停、一つ分だけ戻るとさっきの道中、見つけた飲食店の並ぶ一画に。どれにしようかなぁ。かなり悩んだ。特に一番左の居酒屋さん。昼間はランチもやっていて、「焼き鳥丼」の表示にかなり惹かれたが、やはり「定食」の大書きに負けて真ん中の「いまはな」へ。看板にあった「オムライス」の文字に胸を射抜かれました。

前回の「商店街編」、第3回の北新宿でオムライスを食べ損ねてたし、なぁ。今回こそ、の思いも私の背中を押してくれたわけです。

店内はモロ、昭和の喫茶店風。壁一面に色んなメニューが貼り出され、「本日のおすすめ」のホワイトボードも。そこにあった「中盛かつカレー」840円は、(通常のかつの量の2倍)と添書きがあって、「中盛」なのにどんなんじゃ!? と気になったけど、ここは初心貫徹でオムライスを注文しました。少食ですしね。ただし普通は740円だけど、せっかくなんで「おすすめ」にあった、100円増しのデミグラがけを、と、ちょっと贅沢。
すると出て来たのが、これですよ。

『いまはな』のオムライス

おおぅ〜、卵はふわふわ。そこにたっぷりかかったデミグラスソースが、ちょっと苦味を帯びる豊かな風味で、全体を柔らかく包み込んでくれる。

ちょっとオムレツを割って中を覗くと、一般的なケチャップたっぷりのチキンライスではなく、こっちを炒める際にもデミグラスソースを使ってるみたい。いやぁ〜、本当に贅沢だわ。100円、奮発してよかった!

ライスは本格西洋料理なのに、添えてあるのは純和風の味噌汁、というのもいいですねぇ。これぞ昭和。店内から料理から、云十年タイムスリップしたような体験でした。

東京都世田谷区北烏山の『いまはな』

・奇妙な“市区境”で出会った卵ふわふわ、たっぷりデミグラスのオムライス 東京路線バスグルメ・武蔵野編(4)
https://otonano-shumatsu.com/articles/273615

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おとなの週末Web編集部
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