高級中華チェーンが手がける町中華で定番人気のチャーラー
『チャーラー祭り2024夏 supported by おとなの週末』の2軒目に選んだのは、名古屋市千種区の『中国食堂はまゆう 茶屋が坂店』。ここは名古屋市内を中心にチェーン展開する中華レストラン『浜木綿(はまゆう)』の別ブランドである。
母体である『浜木綿』は高級中華にカテゴライズされ、時季ごとに厳選した食材を使ったアラカルトやコースがメイン。
一方、『中国食堂はまゆう』は町中華スタイルゆえに麻婆豆腐や酢豚、焼売、タンメンなど大衆的なメニューが揃う。チャーラー祭りで提供されるのは、平日のランチ「チャーラー定食」(1089円)。
ランチとなると、一般的には11時~14時くらいの時間帯となるが、ここのランチは16時まで。昼食を摂るタイミングを逃してランチ難民になったときに助かる。
これが「チャーラー定食」。ラーメンと炒飯(小)、小菜のセットだ。内容こそ町中華にありがちなセットではあるものの、高級中華『浜木綿』が手がけているだけに、そのビジュアルから町中華にはない上品さが伝わってくる。
まずはラーメンから食べてみよう。スープを飲んでみると、醤油の香りよりもスープの旨みやコクが際立っている。ややオイリーなのも町中華を意識してのことだろう。やや縮れのある中太麺もスープによく絡んで旨い。
具材はチャーシューとメンマ、ネギのいわゆる中華そばとは異なり、豚ミンチとモヤシ、ホウレン草、ネギ。台湾の担仔麺を思わせるシンプルさもよい。具材は添え物にすぎず、コクのあるスープと麺とのマッチングを楽しんでほしいという意図が伝わってくる。
スープの旨みの余韻を残したまま、炒飯を頬張る。炒飯に用いている醤油の香りがフワッと広がる。『浜木綿』の炒飯は塩をベースとした上品な味付けだった印象があるが、こちらは醤油をガツンときかせたワイルド系。汗をかくこの時季の塩分補給にはぴったりだ。
また、小菜のキュウリの和え物もキリッと冷えていてこの季節にはウレシイ。口の中をリセットして、再びラーメンや炒飯をおいしくいただくことができる。
『中国食堂はまゆう』は、ここ茶屋が坂店以外に豊田店(豊田市)や図書館通店(長久手市)、野並店(名古屋市緑区)と県内に4店舗展開していて、すべての店舗でチャーラー祭りを開催している。
今回のチャーラー祭りへの参戦でスタンプは2個。全店制覇まで残り10個となった。
特賞の愛知県中華組合の新年会ご招待は先着3名の狭き門だが、先着30名のオリジナルTシャツなら何とかゲットできるかもしれない。いや、イヤラシイ考えは捨てよう。チャーラー祭りは参加することに意義があり、全店制覇は公式アンバサダーとしての使命なのだ。次回もお楽しみに!
取材・撮影/永谷正樹