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東三国駅から東方向に徒歩数分。入り組んだ路地裏で、旧家を感じる佇まいは現代アートのような店構えの、宮城県で有名な十割そばの名店「松吟庵」と出会った……。

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まさか路地裏にこんな名店が!? 宮城県松島の名店「松吟庵」の十割蕎麦を東三国で食す!

東三国駅から東方向に徒歩数分。
入り組んだ路地裏で、宮城県松島の名店「松吟庵」と出会った。
「長屋を改装したんですね。
なるべく元の雰囲気は残そうと気づかったそうです」(店長)
暖簾をくぐると、立派な欄間彫刻が左右から視界に飛び込んできた。

改修したばかりの内観はモダンであり、旧家を感じる佇まいは現代アートのよう。
特に、ワイワイガヤガヤなお店が多い東三国において、特別な空間やで。
十割蕎麦を食す前に、酒のアテを先に2品……。
「ばくらい(ほやの塩辛とこのわた)」(680円)と、「焼牡蠣(大)」(2個・650円)を注文。

「ばくらい」は特に日本酒との相性がいい。
宮城の特別純米「蒼天伝」(450円)や長野の純米酒「九郎右衛門」(450円)などもあって、全国各地の銘酒が飲める。
もう1品の「焼牡蠣(大)」は、蒸した牡蠣をバーナーで焼く。

蒸すことで牡蠣本来の旨みが凝縮されて、焼きで香りが増す。

中まで火が通っているので焼き牡蠣の食感とはまったく異なる。
「牡蠣を沢山食べると、この食べ方が一番美味しいと気づく」(常連客)
という逸品だ。
シメは、もちろん「ざるそば」(700円)。

語るに及ばず。
風味に、のどごし、どれを取っても唸る旨さだ。
うどん文化の大阪において、蕎麦を食す機会はホンマに少ない。

シンプルな「かけそば」(680円)で十分。
それだけ蕎麦の味が際立っているという意味だ。
伝統的な十割蕎麦を、ぜひ地元の大阪の人たちにも体感してもらいたい!

松吟庵 東三国店
[住所]大阪市淀川区東三国1-33-21
[TEL]06-6335-7486
[営業時間]17:30~24:00
(蕎麦が売切れ次第終了)
[定休日]日曜・祝日

加藤 慶(かとうけい)
大阪在住のライター兼カメラマン。週刊誌のスクープを狙う合間に関西圏の旨いモンを足で稼いで探す雑食系。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

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