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懐にやさしく、旨いツマミがずらりと揃う

青砥といえば、いくつかの路線が乗り入れるターミナルではあるが、正直、これまではわりとノーマークだった。でも今回、何度も足を運ぶうちに、すっかりホームな気分、大ファンになってしまった。

よそから来てもあまり“お客さん”扱いされることなく、距離が近いというか。気取りがない下町というか。ひと言で言うなら、実にウェルカムな感じ、なのだ。

駅前を歩くと、鉄道と並行に伸びるサンロードを中心に、そこここに気になる路地があっていい店が隠れている。『忠治』のあるサンロード横丁しかり、『梅ぞの鮨』の北口中通り商店街、『小江戸』のある小路もそうだ。で、思い切って扉を開けると、活気があり、いい気の満ちた酒場が待っている。

下町といえば、焼酎を謎のエキスと炭酸で割った「ボール」こと、下町ハイボールという向きには、『小江戸』で自慢のもつ焼きと小江戸ハイボールがいい。はたまた『一笑一杯』なら、バイスやホッピーを筆頭に、いろんな割材やシロップでサワーをアレンジして楽しむこともできる。

早い時間からワイワイ賑わっているのも共通。懐に優しい価格なのに、旨いつまみが揃うのも心意気だ。

一方、お隣の立石ならもつ焼きのイメージが強いが、青砥を歩いていて思ったのは、この街、何だか魚がおいしい店が実に多い。

千住の河岸が近いのも理由のひとつかもしれないが、当たり前の顔してレベルが高いし、コスパが抜群。昨今、お魚好きには朗報だと思う。

『忠治』の黒板メニューに並ぶ刺身を食せば「魚ってほんと旨いな」としみじみするし、『梅ぞの鮨』でご主人と話をしながらあれこれ握ってもらうのも楽しい。この2店は代表格だ。ぜひお試しあれ。

(*お店の情報は<『店舗情報:京成線《立石》に続く「せんべろ」の店「堀切」「青砥」』>をご覧ください)

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女性も子どももOK『もつ焼き 小江戸』...
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おとなの週末Web編集部
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