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受賞した全10品をご紹介!

授賞式では、元ディレクター・放送作家でロケ地検索サイトを運営する株式会社ロケグー代表取締役の稲田爽(いなた・そう)さんと、フリーアナウンサーで株式会社 comipro 代表取締役社長の櫻井知里さんが登壇。2人とも、選考に携わった品評者(計6人)だ。

稲田さんは、「ロケ弁はテレビ業界にとって、切っても切れないものであり、番組を作る上で欠かせない存在。ロケ弁があるから日々の仕事を頑張ることができ、大変な仕事も乗り越えられた。支えてくれたロケ弁業界に少しでも恩返しできたら」と大賞の趣旨に触れ、

櫻井さんは、「ロケ弁の時間は至福のとき。当たり前のようにロケ弁をいただいていたが、その当たり前がみなさんの努力の結果なのだと改めて感動し、感謝している。出演者がどれだけ喜んでいるか、その思いを今回の『ロケ弁大賞』を通じて届けられたらうれしい」とロケ弁への愛情を交えて挨拶した。

大賞と金賞のお弁当は以下の通り。稲田さんと櫻井さん両名のコメントを交えながら、特徴を紹介する

【大賞】(1品)

■『オーベルジーヌ』(東京都新宿区)「ビーフカレー」(1296円)

『オーベルジーヌ』(東京都新宿区)「ビーフカレー」(1296円)

【特徴】1897年創業の欧風カレーの店。弱火で3日間煮込んだ玉ネギブイヨンをベースとし、バターと生クリームで仕上げた甘味と酸味と旨味が味わえるオリジナルカレー。大ぶりにカットされた国産牛のバラ肉は、ほろほろになるまで煮込まれている。

稲田さん:(10品とも)甲乙つけがたかったが、どんな現場でも絶対に外さない、大賞にふさわしいロケ弁。自分自身、業界に入る前から知っていた。このロケ弁を食べて業界人になったと感じた経験を持つスタッフや演者も多いのではないか。

櫻井さん:カレーのロケ弁といえば、すぐに思い浮かぶのがこの「オーベルジーヌ」。個人的には撮影が終わった後に「今日は頑張った!」といただく、ご褒美弁当として楽しんでいる。

【金賞】(9品)

■『浅草今半』(東京都台東区)「牛玉重」(1080 円)

『浅草今半』(東京都台東区)「牛玉重」(1080 円))

【特徴】1895年創業のすき焼きが名物の老舗。秘伝の割り下で煮上げた黒毛和牛とともに、肉の旨みが凝縮したタレでふんわりと仕上げた玉子と玉ネギをご飯の上に盛り付け。やさしい味わいで人気。

稲田さん:現場で「今日のロケ弁は『今半』」と聞くと、制作スタッフはもちろん、出演者も喜んでくれて、全体の士気が高まる。遠目から見ても「今半」だとわかるデザインも魅力。

■『五つ星のり弁 坊々樹(ぼうぼうじゅ)』(東京都墨田区)「鮭ハラス塩焼き弁当」(1080円)

『五つ星のり弁 坊々樹(ぼうぼうじゅ)』(東京都墨田区)「鮭ハラス塩焼き弁当」(1080円)

【特徴】1971年創業の和食店。脂ののった鮭ハラス焼きと鶏もも肉の塩麹焼きが載った海苔弁。冷めてこそ美味しいご飯と全体的に濃口で飽きのこない中身のバランスを追求。

櫻井さん:脂がのった鮭ハラス、ジューシーな鶏モモ肉のおかずが素晴らしい。おかずとご飯のバランスも抜群。ボリュームがあるので、しっかりといただきたい時の活力になる。

■『喜山(きざん)飯店』(東京都杉並区)「お弁当 A」(1134 円)

『喜山(きざん)飯店』(東京都杉並区)「お弁当 A」(1134 円)

【特徴】中国人コックによる本格中華のデリバリー・テイクアウト専門店。おかずの内容は週替わりで、メイン2品のうち1品を選択する。写真のメインメニューはエビチリで、固定メニューは、カシューナッツと鳥肉の炒め、キクラゲタマゴ、麻婆茄子。

稲田さん:中華のロケ弁といえば「喜山飯店」。ボリューム満点でガツンとインパクトのあるお弁当。男女を問わずファンも多く、スタッフ同士で好きなおかずについての話が盛り上がる。

■『京香』(本社・東京都中野区)「【1メイン】銀鮭西京漬け 2段弁当」(1080円)  

『京香』(本社・東京都中野区)「【1メイン】銀鮭西京漬け 2段弁当」(1080円)

【特徴】渋谷店、神田店、四谷店、赤坂店の4店舗を展開する1998年創業の宅配弁当専門店。甘辛タレで焼き上げた銀鮭西京焼きと彩り豊かな惣菜はご飯との相性も抜群。

櫻井さん:今回唯一の2段弁当。自分のタイミングでおかずだけ食べたいというときに2段になっているとありがたい。メインの鮭の塩加減も絶妙で美味しい。

■『SOMY’S DELI』(東京都葛飾区)「8種野菜のザクザクゴマ醤油サーモン弁当」(864円)

『SOMY’S DELI』(東京都葛飾区)「8種野菜のザクザクゴマ醤油サーモン弁当」

【特徴】デリバリー・テイクアウト専門の弁当店。骨取りした大きなサーモンにザクザク食べる自家製のゴマ醤油を載せている。たっぷりの野菜が添えられており、バランスの良さも魅力。

稲田さん:ロケ弁が続くと栄養が偏りがちで、野菜を摂りたいと感じているスタッフは多い。新鮮な野菜がたくさん入っている弁当は少ないこともあり、重宝している。

■『おにぎりチャカス』(本社・東京都渋谷区)「おにぎり2個+惣菜3種類セット」(520円)

『おにぎりチャカス』(本社・東京都渋谷区)「おにぎり2個+惣菜3種類セット」(520円)

【特徴】“東京海苔巻”や天むすなど様々な業態の宅配・デリバリー専門店のおにぎり店。都内に4店舗を展開。「シンプルだからこそ、毎日でも食べられる」を標榜するおにぎりのセットで、選べるおにぎりの具材は20種類以上。お米は山形県産「ひとめぼれ」で、一つひとつやさしく手で握っている。

櫻井さん:おにぎりのサイズ感もほどよく、早朝などでも食べやすい。入っているおかずのバランスもよく、出演者からも喜ばれている。

■『塚田農場 おべんとラボ』「絶品!塚だまタルタル若鶏のチキン南蛮弁当」(900円)

『塚田農場 おべんとラボ』「絶品!塚だまタルタル若鶏のチキン南蛮弁当」(900円)

【特徴】宮崎の郷土料理が堪能できる『塚田農場』の弁当専門部門。若鶏をご飯が進む甘酢で味付けし、オリジナル卵をたっぷり使用したタルタルソースのチキン南蛮がメインの人気No.1メニュー。駅ナカや百貨店などでも展開。東京23区を中心に、横浜や川崎、千葉、さいたまなどで配達。

稲田さん:業界の人なら誰でも一度は食べたことがあるだろう定番弁当。チキン南蛮が絶品でファンも多い。遠目から見てもひと目でわかるパッケージも良い。

■『とんかつまい泉』(本社:東京都渋谷区)「ヒレかつサンド」(453 円)

『とんかつまい泉』(本社:東京都渋谷区)「ヒレかつサンド」(453 円)

【特徴】1965年創業のとんかつ店。やわらかなヒレカツ、ふわふわのパン、野菜と果物を挽きたてのスパイスと煮込んだ秘伝ソースを使った看板商品。全国の百貨店、駅ビル、スーパーなどで店舗を展開している。

櫻井さん:本番前はしっかり食べられない場合もある。そんなときにありがたいのが、この「ヒレかつサンド」。今回品評会で改めて食べてみて、ソースの旨みやカツの美味しさを特に感じた。

■『海苔弁いちのや』(本店・東京都千代田区)「名物海苔弁」(1200 円)

『海苔弁いちのや』(本店・東京都千代田区)「名物海苔弁」(1200 円)

【特徴】都内の他、横浜や仙台、京都、福岡などで15店舗をする海苔弁店。日本全国から厳選したこだわりの食材を使用し、すべてのおかずが主役になるように作り上げた海苔弁。

稲田さん:おかずやご飯、海苔へのこだわりが随所に感じられ、海苔弁としての完成度が本当に高い。大きなちくわの磯辺揚げは揚げたてサクサクの食感が残っていて、品評会でも話題になった。

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3種類のお弁当をいざ実食!...
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市村 幸妙
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