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「革新的な王道」の寿司を神田錦町で実現

そんな木目田さんを都内に呼び戻したのが『久兵衛』時代に通っていたという居酒屋『銀座 いっぱし』などを経営する井上清次(せいじ)さんだ。同店は、『久兵衛』から歩いて5分ほどのところにある。

「うちの店は深夜営業をしていたこともあって、よく職人たちが来てくれていたんです。彼(木目田さん)がだんだん先輩になって後輩を連れてきたり、付け場に立てるようになり後輩を育てていったりという様子をずっと見てきました」(井上さん)

木目田さんの人間性に惹かれたと話す井上さん。都内の人気寿司店とのつながりを作るなど、独立をあと押しした。

「元々朗らかな人柄なので、彼のキャラクターとしても銀座や六本木でせめぎ合うより、もっと落ち着いた街のほうが合うのではという思いもありました」と井上さん。

『たか晴』があるのは神田駅前や秋葉原から徒歩で行けるエリア。古くからの住民がいて、オフィス街でもある。徒歩で20数分の東京駅八重洲口にある『シャングリ・ラ東京』や、2km強離れた日比谷公園前の『帝国ホテル 東京』などの宿泊客にも訴求できる場所だ。

なお、意匠にもとてもこだわっているので、ぜひ木目田さんに尋ねてみてほしい。

『神田錦町 鮨 たか晴』の店内

『たか晴』のコンセプトは、「革新的な王道」。これはどういう意味なのか。次回は、寿司を実食した感想に加え、このコンセプトを紐解いていきたい。

なお、応援購入できる「Makuake」では、9月29日(日)まで、コースがお得になるプロジェクトを開催中だ。

すでに、目標金額の30万円をはるかに超える、500万円以上が集まっていることからも、多くの期待が寄せられていることがわかる。ぜひプロジェクトページをご覧ください。

「革新的な王道」のヒントとなる一品

『神田錦町 鮨 たか晴』

住所:東京都千代田区神田錦町1−17−5 Daiwa神田橋ビル1F

電話:03-3518-9218

営業時間:12:00〜14:30(L.O 13:00)、17:00〜23:00(L.O.21:00)

定休日:月曜、祝日

文・写真/市村幸妙

いちむら・ゆきえ。フリーランスのライター・編集者。地元・東京の農家さんとコミュニケーションを取ったり、手前味噌作りを友人たちと毎年共に行ったり、野菜類と発酵食品をこよなく愛する。中学受験業界にも強い雑食系。バンドの推し活も熱心にしている。落語家の夫と二人暮らし。

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市村 幸妙
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