日本橋駅「吉野鮨本店」
艶やかなトロをはじめ、マグロ赤身、小肌、穴子、イクラ、タコ、車エビ……。シャリが見えないほどネタを敷き詰めたお重の豪華さに目を奪われる。もちろん味も極上。小肌はキリッと〆た酢の加減がたまらなく、肉厚のタコは旨みが溢れ、穴子はどっしりした味わい。
甘みを一切加えないシャリも素晴らしく、かんぴょうとおぼろがほのかな甘みを加え、実にいい仕事をしているのだ。握り寿司を頼めば、シャリとネタの調和に魅せられ、またもや幸せの余韻に浸ってしまう。江戸の中心、日本橋に店を構えて140年以上。伝統を守り続けるだけでなく、時代に合わせて進化してきた『吉野鮨本店』の旨さ、ここに極まれり。
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