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池尻大橋「十方鮨」

席に腰を下せば、いざカウンターの主による“椎谷劇場”の幕開けだ。この日、まずやってきたのは飽和塩水に30秒ほど浸けたタイ。身に染み込んだ塩分で旨みや甘みがぐっと増している。白イカには淡雪のごとく塩を降らせ、炙りは傍にある七輪の炭をジュッと押し当て、えも言われぬ香ばしさを生んでいる。

次にどんな握りがやってくるか、五感をフルに使って楽しむコースに胸の高鳴りが止まらない。加えてシャリは白と赤の2種類を使い分け、淡白な味わいから風味の強いネタまでピタリと合わせてくる。店を後にしても楽しさと美味しさの余韻がずっと続く。

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渋谷「すし 光琳」...
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おとなの週末Web編集部
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