茗荷谷「小石川 すし 茜」
住宅街でキラリと光るいい店に出合った。店主の橋本さんはこの道35年以上のベテランで、いわばこちらは自身の集大成。純粋に握りとしての旨さを追求したそれは、女性の口にもすんなり収まる上品な姿。
赤酢をほんのり利かせたシャリと、江戸前仕事をきっちり施した一流のネタが織りなすこの上ない一体感に惚れ惚れする。とは言っても店に堅苦しさは微塵もなく、隣合わせた客とも自然に会話が始まるような心地いい空気に満ちている。行き付けにするならこういう店がいい。
『おとなの週末』2021年10月号より(本内容は発売時のものです)
つづく「本当にうまい「チェーン店のすし屋」ベスト7店…一貫108円、ソロ活でも大丈夫な《高コスパ店》ご当地ネタも豊富な店を大公開」各地にひしめくチェーン店の寿司屋のなかから、用途別で使えるおいしい寿司店を紹介しています。