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福知山をベースに森の恵み探し

そんな丹波くりを手軽に楽しむならスイーツがおすすめ。大粒の栗をふんだんに使用し、丹波くりの上品な甘みを生かした『muraichi』の洋菓子はいかがだろう。薬品処理などをいっさい行わず、一粒一粒手作業で丁寧に皮を剥き、丹波くりの味わいを存分に生かしたスイーツの数々。

〈丹波栗とエダムのタルト〉はチーズのまろやかなコクが栗の甘さを引き立てる。

エダムチーズの塩気と栗の香り、タルトの香ばしさも美味 Copyright:Shingo Mitsuno/cinematographe

丹波の赤ワインを贅沢に使った〈丹波栗と赤ワインのテリーヌ〉は赤ワインの芳醇な香りと栗の相性がぴったりだ。

〈丹波栗と赤ワインのテリーヌ〉はおとなのスイーツ。ワインも丹波産というこだわりCopyright:Shingo Mitsuno/cinematographe

そのほか、生地に丹波くりのペーストをたっぷり練り込んだ〈丹波栗バウム〉など、丹波くりの持つ深い味わいが堪能できるものばかり。

『muraichi』のスイーツを楽しむなら福知山の『さんの丸』へ。町のシンボル・福知山城を眼前に、かつての福知山城郭域に立つこちらはカフェ、特産品やオリジナル商品のショップ、コワーキングスペース、FM局のサテライトスタジオとして、この地の情報を余すことなく集約、魅力的なモノ・コトに仕立て発信する観光情報基地。

丹波地方は“森の京都”と呼ばれるエリア。丹波くりはもちろん、森が育む良質な恵みに出会える場所だ。

『さんの丸』の屋上、カフェテラスから見える福知山城。優雅で美しい姿が魅力。
古くは福知山城郭域だったエリアに誕生した丹波地方の情報発信ステーション copyright:Shingo Mitsuno/cinematographe
1階のショップには福知山をはじめ丹波地方の多彩な特産品が並ぶ copyright:Shingo Mitsuno/cinematographe
丹後と丹波にまたがる大江山には古く鬼にまつわる伝承があり、それにまつわる商品も。 copyright:Shingo Mitsuno/cinematographe
スイーツなどは1Fカフェスペースのほか、屋上のカフェテラスでお城を眺めながら飲食することも可能だ copyright:Shingo Mitsuno/cinematographe

全国の栗生産量では茨城県、熊本県、愛媛県が上位を占めるそうで、京都府内では生産者の減少などで最盛期の20分の1ほどにまで生産量が減少しているという。ますます希少価値も高くなる丹波くり。森の京都でとびきりの栗に出会う旅に出かけてみてはいかがだろう。

京都で唯一の鍾乳洞「質志(しずし)鍾乳洞」。丹波くりと併せて京丹波町観光もぜひ 写真提供:(公社)京都府観光連盟

■さんの丸
[住所]京都府福知山市内記10-64
[電話]0773-25-9300
[営業時間]10:00~17:00 
[休業日]火曜(祝日の場合は営業、翌日定休)
[公式サイト]https://san-no-maru.com

編集・取材・執筆/エディトリアルストア
※情報は令和7年4月15日現在のものです。

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おとなの週末Web編集部
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