江戸時代から続く『川瀬屋』でいただいた「野菜天」
続いて、『房州屋』から歩いて5分ほどの場所にある『川瀬屋』にうかがいました。創業約190年という江戸時代から続く歴史あるお店で、長嶋さんは当店の蕎麦も大好きだったとか。ミスターはよっぽど蕎麦がお好きなようで(笑)。
また、先々代らが集めたミスターの写真が多く保管されており、県立佐倉第一高等学校(現在の佐倉高等学校)野球部時代の写真があることでも有名です。当日いただいたのは「野菜天」と北総の銘酒「長命泉(ちょうめいせん)」の熱燗。ピーマンと茄子の天ぷらが筆者は大好きで、かぼちゃの代わりにピーマンを増やしてもらいました(笑)。佐倉市を代表する老舗ですが、そんな柔軟さも心地よいお店でした。
長嶋さんが学んだ佐倉高校
蕎麦屋さんを2軒訪問したあとは、ミスターの足跡をたどりたいと思います。まず訪問したのが佐倉高校です。門を入ってすぐある「地域交流施設」は土日祝に一般開放されており、長嶋さんの高校時代のユニフォームなども展示されています。また、敷地の左手奥には、1910(明治43)年に建築され、かつて校舎として使われていた立派な木造洋風建築の記念館がありました。近くには野球グランドもあり、長嶋さんの学び舎や練習場を興味深く拝見しました。
次に向かったのは、市の北部にある長嶋茂雄記念岩名球場です。当地には記帳台も設けられておりました(2025年7月3日まで)。また展示室にはミスターの写真が数多く飾られており、昭和のスーパースターの活躍を偲ぶことができます。
佐倉市の聖地巡礼。最後に訪問したのが京成臼井駅(佐倉市)すぐにある商業施設で、3階に長嶋さんを描いたねぶたが飾られています。2016年に「臼井ふるさとにぎわい祭」が20回の節目を迎えることを記念し制作されたとのこと。迫力あるミスターの姿がとても印象的でした。