専門店からガチ中華まで、麻辣湯の世界へGO!
本誌『おとなの週末』の読者層の中心である中高年世代の皆さんもお聞きおよびかと思いますが、数年前から若い世代で麻辣湯がブーム。かくいう私(45)も取材で1度行ったきり。麻辣湯好きという若手編集・荒川(25)と巡ってきました。
初心者にぜひおすすめが『七宝麻辣湯』。
なんたって安心の日本資本。入口ではスタッフが細かくシステムの説明をしてくれるし、店内の清潔感もバッチリ。ショーケースから選ぶ食材もそれぞれ分かりやすく表示され“老化防止”や “高血圧予防” なんて効能まで明記するという丁寧さ。
スープもすっきりライトだし麺も春雨。野菜多めのチョイスにすれば健康的だ。ラーメンがズドンとくる我々世代に実はぴったりの食べ物かも。
麻辣湯のハードルの高さが“若い人ばかりの店にひとりで入るのはちょっと”という理由もあると思う。まさに私がそのクチ。
ならば『巴渝菜館』へどうぞ。
ここは中華料理店なので宴会しているグループもあれば、ひとりで定食を食べに来ている人もいる。豚肉の煮込みや四川の水煮など、本格的な料理とお酒をたらふくいただいてから、〆で麻辣湯を楽しめるって寸法だ。もちろん麻辣湯だけサッと食べて帰るのもOK。幅広い使い方ができるのがありがたい。
『張亮麻辣湯』は中国に3千店舗もあり、中国人なら誰しもが知るチェーンだそう。具材は小袋に入っていて均一価格。これなら“最初はわけも分からず取りすぎて3千円オーバーだった”という荒川みたいな失敗がないので、デビューするのにもってこいだ。以上3軒がショーケースから自分で具材を取るタイプ。
一方『好美味』はタッチパネル式でテーブルに座ってじっくり選べる。
なんなら「牛肉麻辣湯セット」や「海鮮麻辣湯セット」といった、寿司屋でいう“お決まり”メニューもあるので楽ちん。「自分で選んだ方が断然楽しいじゃないですか」と荒川は言うのだけれど年を取ると、それが面倒くさい時もあるのだよ。
本ページで予習すれば、スムーズに注文できるはず。胃もたれしないし、肉も魚介も野菜も1度で取れるバランス食。麻辣湯は若者だけのものじゃない。さあ、勇気を出して試してみよう。
撮影/小島昇 取材/菜々山いく子
※月刊情報誌『おとなの週末』2025年7月号発売時点の情報です。
※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。
…つづく「ガチ中華の聖地・池袋北口の名店5選! 大皿料理のボリュームに驚愕、おいしさは国境を超える」では、ライター菜々山が、中国人助っ人の情報も頼りに、ガチ感あふれる料理やトレンドを感じられる一品をレポートしています。
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