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貨物駅の再開発とオフィスビルの誕生

浜松町駅の海側には、明治の鉄道開業以降、長らく新橋駅(→のちの汐留駅)の一部として貨物ヤードが存在した。その敷地たるや31ヘクタール(東京ドーム約7個分)もあり、1986(昭和61)年に廃止されて以降、日本国有鉄道清算事業団の所有のまま長らく空き地となっていた。これは、地価の高騰を防ぐ目的もあって、売るに売れず塩漬けになっていたからだ。

再開発をはじめる前には、暫定的にイベント会場として使用したり、埋蔵文化財調査として武家屋敷跡や初代新橋駅の発掘調査も行われた。1995(平成7)年になって、ようやく都市再開発計画が動き出した。浜松町駅前にも、2006(平成18)年から2007(平成19)年にかけて高層ビル2棟が完成し、浜松町駅周辺はより一層オフィス街へと変貌を遂げた。

その昔、浜松町駅から竹芝桟橋へ向かう通りには、陽が暮れると”屋台”が数多く出店する名所でもあった。港湾地区で働く人たちのオアシスだったというわけだ。再開発が進むにつれて、そうした光景は姿を消していった。浜松町の呑み屋といえば、1929(昭和4)年創業の老舗の大衆酒場「秋田屋」は、はずせまい。

再開発がはじまったころの汐留貨物駅跡地のようす。右後方には、旧・世界貿易センタービルが見える=1995(平成7)年10月、港区東新橋
吞兵衛にとって浜松町といえば、もつ焼きで有名な1929(昭和4)年創業の老舗の大衆酒場「秋田屋」は外せないだろう=2026年6月16日、港区浜松町
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駅周辺の再開発と駅舎のリニューアルが進行中
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工藤直通
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