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駅周辺の再開発と駅舎のリニューアルが進行中

浜松町といえば、もうひとつの顔として「羽田空港への玄関口」という一面もある。東京モノレールが開業したのは、1964(昭和39)年9月のこと。東京オリンピックの開催を控えて、国内外からの羽田空港へのアクセス線として、国鉄浜松町駅と当時の羽田空港を15分で結んだ。モノレール浜松町駅は、JR浜松町駅とともに現在リニューアル工事が進行中だ。狭い空間のなかで工事を行っているため、今は不便を感じることもあるが、完成すればJRの改札とも同一フロアでつながる予定だ。

この6月13日からは、モノレールの「北口改札」がオープンし、これまで2階(南改札)と3階(中央・JRのりかえ改札)にわかれていた改札口が、3階の新フロア(中央・JRのりかえ・北口改札)に集約された。モノレールのりばは、これまでどおりの4階にあり、車両の停車位置などに変更はない。改札階~ホーム階へのアクセスもエスカレータの台数が増えるなど、旧来に比較すると利便性は向上した。JR北口エリアのリニューアルも、今年度の整備完了を目指しており、モノレール側も2027年春に駅構内のレイアウトの一部変更を予定しているほか、2030年には新駅舎の全面完成を見込んでいる。

JR南口にある東西自由通路ついても、旧通路の整備が進行中で、こちらも今年度中の完成を見込んでいる。現在、芝浦地区ではオフィスやホテル、住宅を備えたタワー2棟の建設が進んでおり、同エリアへの往来は便利になることだろう。これらが完成すれば、北口改札からは竹芝地区へと続くペデストリアンデッキとも同一フロアで結ばれ、浜松町~竹芝~日の出という回遊ルートが誕生する。さらには、南口から芝浦運河(芝浦1丁目再開発)へも歩行者専用道でつながるので、これら4つのエリア連携にも期待がふくらむ。

昭和の時代は、羽田空港への乗り換えと伊豆諸島への船舶航路への乗り継ぎ駅に過ぎなかった浜松町駅は、次世代に向けて大きく変わろうとしている。そして駅名こそ異なるものの、都営地下鉄(浅草線・大江戸線)大門駅との良好なアクセスも、浜松町という街の魅力のひとつだろう。

リニューアル工事中の浜松町駅全景。完成するとJR・モノレールともに竹芝地区を結ぶペデストリアンデッキと同一フロアで接続され、地上を歩くことなく回遊することが可能になる=2026年6月16日、港区浜松町
JR浜松町駅北口駅舎のリニューアル工事完成予想図。左下に描かれる竹芝地区へとつづくペデストリアンデッキと昇降タワーは、すでに完成している=資料出典/JR東日本
2030年に完成予定の東京モノレール浜松町駅の完成予想図=資料出典/東京モノレール
新たに設けられた東京モノレール北口改札。近い将来、この改札とJR浜松町駅北口改札は連絡通路(同一フロア)で結ばれる=2026年6月16日、港区浜松町
装いも新たになった東京モノレール浜松町駅の改札階(3階)コンコース。正面奥がJRのりかえ改札と中央口改札。写真の手前側に北口改札がある=2026年6月16日、港区浜松町
2026年6月13日から供用が開始された東京モノレール浜松町駅の新レイアウト図=資料出典/東京モノレール
現在工事が進められているJR浜松町駅(北口)と東京モノレール浜松町駅(北口)とを結ぶ連絡通路=2026年6月16日、港区浜松町
新たに2026年6月22日から運行を開始する「キキ&ララ・モノレール」=写真/東京モノレール
芝浦運河に沿って建設が進む芝浦1丁目地区再開発(中央のタワー2棟)=2026年6月18日、港区芝浦
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文・写真/工藤直通

くどう・なおみち。日本地方新聞協会特派写真記者。1970年、東京都生まれ。高校在学中から出版業に携わり、以降、乗り物に関連した取材を重ねる。交通史、鉄道技術、歴史的建造物に造詣が深い。元・日本鉄道電気技術協会技術主幹、芝浦工業大学公開講座外部講師、日本写真家協会正会員、NPS会員、鉄道友の会会員。

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