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珍しかった車体ペインティング

いまでこそ、「車体ラッピング」と呼ばれる車体に装飾を施した電車やバスを多く見かけるが、昭和の時代は車体に直接、絵柄などをペイントするのが一般的だった。その手間などから、カラフルな車体デザインを目にする機会は少なかった。相模鉄道では、1983年12月に「横浜駅乗り入れ50年」という節目の年を迎えた。これを記念し、相鉄線利用者へのご愛顧と沿線住民とのコミュニケーションを図る目的で、グラフィックカー「ほほえみ号」(新6000系車両1編成8両)の運行を開始した。

車体のデザインは、独特のイラストで人気を博した久里洋二氏が担当し、相鉄いずみ野線(当時は二俣川駅~いずみ野駅間)沿線の「緑と自然」をイメージした“花の絵”を、新6000系電車1編成8両すべての車体に描いた。そのボディペイントはひときわ目立ち、登場すると瞬く間に大きな反響を呼んだ。当初は、2年間の期限付きで運行を開始したが、利用者に親しまれたこともあり、最終的には1991(平成3)年まで走り続けた。これを機に、相鉄線にはこの車両を含め、全部で3種類のグラフィックカーが登場した。

昭和41年当時の相鉄線・横浜駅のようす。写る車両は、1956(昭和31)年に開店した「横浜駅名品街と高島屋ストア」の10周年を記念した装飾電車=1966年4月10日、撮影/長谷川弘和
1983(昭和58)年に登場した相鉄線グラフィックカー第1号の「ほほえみ号」=1985年3月、相鉄線・平沼橋駅
新6000系電車にボディペイントを施した「ほほえみ号」。デザインは、独特のイラストで人気を博した久里洋二氏が担当した=写真提供/相模鉄道
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国際園芸博覧会のPRでよみがえる「ほほえみ号」
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工藤直通
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