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愛知県に離島が3つあることをご存じでしょうか。「篠島(しのじま)」「日間賀島(ひまかじま)」「佐久島(さくしま)」です。名古屋圏では身近な行楽地として知られた存在ですが、首都圏を含め他の地域で暮らす方々には、ほとんどなじみのない島なのではないでしょうか。JR東海は2021年12月から2022年3月まで、3島の食や観光スポットをはじめ愛知県の人気グルメを広く伝えるためのキャンペーンを実施しています。師走に入って、その3島を訪れました。知多半島と渥美半島に囲まれた三河湾口部寄りに位置するこの3島は、風光明媚な環境はもちろん、豊かな海の幸も魅力です。そして島ならではの楽しみも。第1回は、伊勢神宮とのかかわりが深い「篠島」の伝統と海の恵みに迫ります。

船から「スナメリ」が見えた!

東京から名古屋へは、東海道新幹線のぞみで1時間39分。JR東海の名古屋駅を出て、名鉄名古屋駅から特急に乗り、46分で終点の河和(こうわ)駅に到着します。ここから歩いて7分ほど。三河湾に臨む河和港からは、日間賀島と篠島に向かう定期高速船が出ています。日間賀島を経由して35分。名古屋から計1時間半ほどで行くことのできるいわゆる「安近短」と言っていい観光地です。

河和港の高速船乗り場
高速船

初冬ですが、正午ごろの気温は14度ほど。気持ちのよい晴天で、船上には暖かな陽光が降り注いでいます。穏やかな海上を眺めていると、「スナメリ!」との声が上がりました。見ると、「スナメリ」が海面に姿を覗かせている様子が確認できました。

海上は穏やか

スナメリは、「漢字では『砂滑』と示されますが、英名ではFinless porpoiseというように、背びれのないイルカという意味を示しています」(環境省のホームページより)。伊勢湾と三河湾は、国内での主要な生息海域のひとつとして知られているそうです。

出港後20分で日間賀島の西港へ。そこから東港を経て、篠島に船が接岸した時は、河和港を出てから約36分。ほぼ定刻通りです。

篠島の高速船乗り場
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おとなの週末Web編集部 堀
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