猛暑にキーンと冷たい麺を食べたい!これまで、うどん、そば、冷やし中華…と紹介してきたが、冷麺の存在も忘れちゃいけません。
とくに韓国料理店の冷麺は、味もトッピングもさまざま。黒酢と夏野菜のアレンジしたものや、タッカンマリにヒントを得てなんと8時間も煮込んだスープを使用したものまで。
今回は『おとなの週末』の覆面調査隊が、そんななかから絶品の冷麺を忖度なしでレポートする。
(お店の情報は<店舗情報:夏にぴったり「うどん」「蕎麦」「冷やし中華」「冷麺」が食べられるお店>をご参照ください)
濃厚な「白いスープ」に旨みたっぷり、長原『韓国料理Kim’s』
冷麺といえばお酢の効いたさっぱり味。でも同店の冷麺はひと味違う。
「タッカンマリ(韓国の鶏の水炊き)に麺を入れたらおいしいのでは?」という発想から生まれたのがこの白濁スープの冷麺だ。
このアイデアがもう大正解! 香味野菜と一緒に丸鶏を骨がほろっとほぐれるほど柔らかくなるまで8時間、弱火で煮込んだスープはやわらかで濃厚な鶏ダシの旨みがたっぷり。そこに生姜の香りが爽やかさをプラス。
トッピングされた色とりどりな野菜のシャキシャキ食感も楽しい。鶏ダシスープの冷麺は韓国にもないオリジナルとのこと。韓国の美食の街「麗水(ヨス)」出身の店主のセンスが光る味をぜひお試しあれ。